埼玉県東部を中心に、大きな浸水被害などをもたらした記録的豪雨から九日で一週間。関東甲信地方が八日に梅雨入りし、さらなる大雨も心配される。市内のおよそ四分の一が浸水するなど最も大きな被害があった越谷市では、生活への影響が続いている。九日には同じく被害の大きかった松伏町への国の視察も行われた。(大沢令、杉原雄介) 熊谷地方気象台によると、大雨の原因は、台風2号の影響によって温かく湿った空気が、冷たい空気と暖かい空気の境目の前線に流れ込んだこと。活発化した前線の影響で県東部と南部に大雨が降り、越谷市内で観測された二十四時間の降水量は、一九七六年の統計開始以降で最高の二六〇・五ミリとなった。 県が九日午前十一時時点で把握している被害は、床上浸水が計七百四十八件、床下浸水が計二千九百九十七件。うち特に被害が大きいのは越谷市計三千百二十九件、草加市計二百五件、松伏町計百八十三件などで、県は三市町に災害
![記録的大雨1週間 越谷市内の4分の1浸水 罹災証明申請450件超える 降水量は過去最高の260.5ミリ:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d230c4c42643f482de75c35b19bbeb76b3e0afdd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F4%2F2%2F6%2F6%2F4266ddba74fd271a6d8147dcfc6e0609_1.jpg)