時事通信社では、「父親の育児参加に関する世論調査」を継続実施しており、本年が11回目となる。今回の調査は2010年6月4日から7日、全国で20歳以上の男女2,000人を対象に面接聴取法で行われ1,353人から回答を得た。初回調査は1999年6月、前回調査は昨年6月に実施されている。 1.父親が育児に参加することに対する考え 「父親は許す範囲内で育児に参加すればよい」とする“マイペース派” が54.2%と最も多く、次いで「父親も育児を分担して積極的に参加すべき」とする“積極参加派” が34.7%、「父親は外で働き、母親が育児に専念すべき」とする“伝統的子育て派” が8.7%となった。前回調査と比較すると、大きな変化はみられない。 年代別にみると、今回調査では、育児参加度の高い20~40歳代の中にあって、20歳代の“伝統的子育て派” の割合が高くなっている(前回比4.5ポイント増)。(図1)