セレッソ大阪と元日本代表MF乾貴士(33)が、途中退団の方向で調整に入ったことが27日、分かった。4月に規律違反を起こした乾は、クラブからの全処分が解けた5月16日以降も全体練習に合流しておらず、両者の関係は事実上、修復不可能な状態。乾とは来季以降も契約が残るが、クラブにとっては苦渋の決断になりそうだ。 【写真】交代した乾とタッチしようとする小菊監督に、不満気な乾 ◇ ◇ ◇ 昨年8月末に欧州から10年ぶりに古巣復帰していた乾について、クラブは同選手と1年もたたずに退団の方向で調整に入った。 4月5日柏戦で、乾は途中交代を命じられた際にベンチでスタッフに暴言を吐き、試合後も同様の行為があった。クラブからは計8試合の公式戦出場停止と、5月14日までの全体練習参加を禁じられ、前例のない厳罰が下った。 全体練習への合流は、全処分明けの5月16日の予定だった。しかし、4月14日に正式な処分