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ブックマーク / kaihuku.hatenadiary.jp (9)

  • ex.人間 - 回復したい日々

    丁寧な暮らしに憧れている。実家暮らしの時はそもそも自室にしか自分だけの空間と生活は存在していなかったため考えてもみなかった。東京を離れ一人暮らしをしているというのに、汗水流して稼いだお金を使うアテもなくギャンブルに突っ込んで増えたり減ったりと一喜一憂する日々は丁寧とは程遠いだろう。未だ手に入らぬ丁寧な暮らしを獲得すべく、わたしは家を飛び出した。 求めているものはYogiboである。いわゆる人をダメにするクッションだ。「人をダメにする」だなんて売り文句、よほど座り心地に自信がないとつけられないだろう。なにより、ダメになることが確定しているものを購入するその懐こそ、生活に余裕があるという何よりの証左ではないか。ベッドか地べたに座りパスタべる毎日から、Yogiboに座ってパスタべる毎日を夢想していた。 Yogiboは商品名でもあり、店名でもあった。Yogiboは欲しいと思わない限りその存

    ex.人間 - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2024/08/16
    更新気づいてなかった。やっぱカイちゃんいいねと思った記事笑
  • ロックンロールじゃ踊れない - 回復したい日々

    社会人になって4ヶ月が近づいている。 全国各所でそんな新卒は現在、月曜日を終えた達成感と、まだ4日もある平日への絶望に想いを馳せ横たわっていると思う。東京から名古屋へと拠点を変え、慣れないどころか初めての生活に順応しつつある私は、いまさらようやく学生に戻りたいと強く願っている。かつてのあの心地良い生活、何をしても責任はなく、何をするにも無敵であった。ただ面白いことだけを追求し、たまにバイトをしていればよい日々である。やり残した後悔などを振り返るわけではない。ただただあの日々に戻りたいとそう感じていた。 問答無用で朝早く起きなければいけない、なんて毎日は人間に向いていない。朝目が覚めるたびにこれからの労働に涙を流しそうにもなる。それでも欠勤に踏み切れる度胸などなく、いつか諦めて寝床から這い出るのだった。直したくもない寝癖を直し、磨きたくもない歯を磨き、着たくもないワイシャツのボタンを留める。

    ロックンロールじゃ踊れない - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2024/08/04
    久々だけにこういうの読みたかったとか言っちゃう記事笑
  • ショートチューン - 回復したい日々

    的に、自分は凡庸な人間だと思う。 世の中には傑出した方が多く存在していて、自分個人なんて大した存在でもない。豪速球とホームランを携えた才能はないし、たくさんの人々を感動させる歌が歌えるわけでもない。人を笑わせることに長けているわけではないし、天才的な頭脳を持っているわけでもない。これと言って特殊なものは持ち合わせていないが、それでも生きていくにはとくに困ったことはない。普通に生きて、普通に死ぬ。それが自分を含めた多くの人の人生だろう。 それでも最近は人生は激動だと感じる場面が多くあった。気がつけば四月から、生まれてずっと暮らしてきた東京を離れて名古屋に住まなければならなくなった。とりあえず物件を探し、引越し日時を決め、予定が合わずキャンセルし、会社に頼んで日時をゴリ押ししてもらい…。自分でも実体を伴わないうちにあれよあれよと名古屋勤務への準備は着実に進んでいた。周りの友人に名古屋へ行く

    ショートチューン - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2024/03/05
    激動はこれからっすよと思った記事笑
  • 僕はきっと旅に出る - 回復したい日々

    今日も今日とてやることはなかった。普段ならば「やらなければいけないこと」は存在しており、それでもそのタスクの重さから目を背けて、暇だ暇だと嘯いているのだが、最近は当にやることが何もない。気がつけば教育実習も就職活動も終わりを迎えていたし、大学の課題もいざ向かい合ってみればなんの歯応えもない軟弱なものだった。倒さなければならない敵はすべて倒してしまい、現状向かい合うべき現実はどこにもないのである。 こんな状況は大学1年生ぶりだった。コロナウイルスによって自宅待機を強制されていた3年前を思い出す。あの頃は、インドアな僕すらも凌駕するほどの退屈さに、やれ掃除だの料理だのゲームだのと色々なことに手を出していた。ダルゴナコーヒーを作ってみたり、チョコケーキを作ってみたり、どうぶつの森をはじめてみたり…。思い返せばブログを格的に書き始めようと決めたのもその頃だったような気がする。なんにせよ、3年ぶ

    僕はきっと旅に出る - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2023/08/15
    ❝弱すぎる自動販売機❞の表現にカイちゃんの凄さと恐ろしさを感じた記事笑 こういうの僕も書いてみたいんですけど笑
  • デッドマンズメランコリア - 回復したい日々

    人間が苦手である。 仲良しで飲みに行くにも気疲れしない人は何人かいるし、人を好きになることも人並みにあるが、たぶん根的に人付き合いが好きな人種では無いと思っている。幼い頃は誰とでも仲良くできたし、たぶん人付き合いは苦手じゃなかったような気がする。いつからか人嫌い、いや人苦手な自分が誕生して、そのまま成長してしまっていた。 けれど、たぶん大多数の人間がそうなんじゃないかとも思う。仲の良い友人と話す、というのと同じくらいの熱量で新たに関係性を構築することができる、という人の方が稀なんじゃないか。現代社会において人見知りだとか、いわゆる「陰キャ」なんて要素はもはやステータスで、それを皮切りにコミュニケーションが生まれる、だなんてことも往々にしてあるだろう。なので、僕のこの性格が変だなんて思うつもりはさらさらない。 最近は自称でも他称でも「変」という言葉を使ってその人を形容することが多い気がして

    デッドマンズメランコリア - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2023/06/30
    同じ漢字なのに「変」と「変わっている」は感じが違う気がする。「漢字」と「感じ」むふふ。こういう僕が変なんだと気づいた記事笑
  • 天体観測 - 回復したい日々

    何度か触れてはいるが、僕は現在、軽音楽部に所属している。パートはベースだ。 ベース自体は中学3年生の頃には持っていたが、いかんせん一人でどう練習していいのかわからず、大学生になって入部するまでずっと部屋のインテリアとしての役割しか果たしていなかった。コロナを超えた大学2年生、その時に軽音部に入らなければ、中高と何も変わらない、偏屈なこれまでの僕のままで一生を終えていたと思う。 初めはなかなか馴染むことができなかった。初心者歓迎を謳ってはいても、やはり初心者と経験者での馴染むスピードには雲泥の差がある。もともと僕は人間としてなにか特殊なものを持っているわけではない凡人であるので、初心者であってもなにか人を惹きつけることはできなかった。もし初期から同期が多くいたら、僕自身の存在はかなり霞んでいたことだろう。このことだけは、コロナに感謝できる唯一のことだった。最初は馴染めないことに嫉妬にも似た絶

    天体観測 - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2022/11/12
    信じてもらえないだろうが、こういう記事を僕は書きたいと思っていたことがある。のに、ふざけちゃうんだもの←
  • あなたのこと - 回復したい日々

    窓から光が差しこむ時間帯になってから寝ることが多くなった。長期休みの弊害である。せっかくの休みにわざわざ規則正しい生活を送るだなんてなんだかばかみたいで、ついつい生活周期が乱れがちになってしまう。大してやることもないのだけど。 この暑い季節に特に思い入れなんてないのだけれど、ひとつだけトピックをあげるとするなら、僕がうまれたのはこの暑い季節真っ只中のことだ。だからと言って浮かれ気分で過ごしているかと言われてもそんなことはない。むしろ長期休みが故にあまり友人に誕生日を祝ってもらうことが少なく、たいていは自室のやたらと冷たいエアコンの風を身体に浴びながら、どうでもいい動画を見て歳をとっていた。けれどもそんな1日を虚しく過ごしているかと聞かれるとそうでもなく、むしろそうやってなんでもない日常として誕生日を過ごすことが好きだった。 しかし、今年はそんな平穏で落ち着いた1日にはならなかった。まあ、お

    あなたのこと - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2022/09/06
    その季節が巡ってくるのを早く感じたら、もう老いということですね…。
  • 光の街 - 回復したい日々

    遊び半分くらいで続けているブログを、カッコつけて「趣味」と言ってみたら思ったよりウケがいい。はてなブログを開いたのは実に3ヶ月ぶりくらいだが、まあそれだけ私生活が充実しているということだろう。 このブログを始めた時はたしか高校卒業、浪人開始くらいの時で、現在大学3年生。ボヤボヤしていてはあっという間に就活解禁、気がつけば社会人になる時である。順調にことが進めばの話だけど。 なんとはなしに、昔流行っていたものを思い出すようになった。「お茶犬」とか「たまごっち」、そういう類のものである。そういうものをネットで検索してはノスタルジーに浸るのが好きだ。そんな時、交換日記という文化を思い出した。小学生の時、姉や周りの女子がそれをしているのを見てたまらなく楽しそうだと思った僕は、仲の良かった男子3人を誘って交換日記を始めた覚えがある。いま思えばなかなか女々しいことをしているなと恥ずかしくなる、実際僕以

    光の街 - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2022/08/06
    そこははてなブログ的に純日記としてすすめる方がとか…笑
  • 懲役85年 - 回復したい日々

    バイト、部活、サークル。様々なところで諸手を挙げて人員を募り、団体の存続を図る。仲が良く、作業に慣れた上手い人たちだけでずっと固まっていることは安定はしても、その後に待っているのは収束であり、終末である。古臭い言い方だが、やはり新しい風というものは必要であり、古参はいずれ去っていくというのが社会の常である。 僕は、大学2年生にして軽音サークルに所属している。音楽の経験はピアノくらいだが、ビラに書かれた「初心者大歓迎!」という文言にまんまと弄ばれ、気づけばドアをノックしていた。先輩も、同輩となる経験者達も快く僕を受け入れてくれ、軽音人生のスタートを気持ちよく切ることができた、とこの時は思っていた。 現実はそう甘くはない。なんだかんだ言ったところで経験者がもてはやされ、初心者は淘汰されていく。仲の良い彼(以降、彼と記述する)は高校からのベーステクニックを遺憾なく発揮し、先輩同輩後輩、三輩から引

    懲役85年 - 回復したい日々
    odanoura
    odanoura 2021/06/29
    これぞブログって違っても思ってしまう雰囲気がある記事。
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