イギリス政府は、フランスとの間のドーバー海峡をボートで渡って難民申請する人が増え財政を圧迫しているとして、こうした人たちの申請を原則として認めないとする法案を議会に提出しました。 人権団体などは人道上、問題があると批判しています。 イギリス政府によりますと、イギリスで難民申請をするためドーバー海峡をボートで渡ろうとした人は去年、4万5000人を超え、5年前に統計をとり始めて以来最も多くなりました。 ただ、スナク政権は、犯罪組織が金銭を受け取りボートを手配しているほか、渡航者も政情が比較的安定しているバルカン半島のアルバニアなどから仕事を求めて来る若者など実態は難民ではない人が多いと指摘しています。 さらに受け入れ施設の費用などが年間30億ポンド、日本円で5000億円近くかかり財政を圧迫しているとして、ドーバー海峡をボートで渡ってきた場合は原則として難民申請を認めず送り返すなどとする法案を、