50代でビジネスをリタイアしている人には男の魅力を感じない 俺たちの世代って、30代、40代あたりで成功を収めて、早めに引退することがステータスみたいなところがあったんだ。俺もご多分に漏れず、40歳くらいまでに、ある程度のものを残して、人生後半は好きなことをやるのが理想のレスラー像だと思っていた。でも、実際には現場の競争から外れた50代くらいの人たちが退屈に見えたんだ。 IT関連で起業して成功した人にも何人かお会いしている。 資産をつくって早々にリタイアした人って、いくらでも好きなものを飲み食いできるんだけど、裏を返せば飲み食いくらいしかすることがなくなるんだよね。そういう人たちって、異業種との接点など外の世界とのつながりがなくなっているから、正直、見ていてあまりカッコよく見えないし、男の魅力を感じなかった。 本人たちも、仕事こそが自分にとって社会との接点であり、生きる活力だと早々に気づく