賃貸住宅の火災保険は何のために入るのか。その理由は、火災などで借りている部屋に損害を与えてしまった場合、原状回復にかかる費用の補償、そして自分の家財を補償するためです。 自分の家財の補償とは、火災などの災害によって自分の所有しているパソコンやテレビ、冷蔵庫などの家電やベッドなどの家具に損害があった場合、火災保険によって損害に対する補償を受けることができます。 また、賃借契約書の中に、借りた部屋を元通りにして返すという契約内容が基本的に記載されていますが、これを「原状回復義務」といいます。賃貸住宅の場合は火災によって損害が出た部屋を元通りにする義務があり、そのための費用の補償してくれるのが、火災保険なのです。火災保険は原則として任意での加入となりますが、引越した際は万が一の時に備えて火災保険の加入は必ずしておきましょう。