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増田と読み物に関するofsilversのブックマーク (13)

  • いつも夢みたいなことを言って生きてたヒモが夢を掴んで帰って来た

    昔、ヒモ飼ってたんですよヒモ。 まぁ、その当時ヒモが18歳で私が28だからあれから10年。私気づいたら38やっちゅーねんな。 当時そのヒモは地元の国公立大学に通わない(入学以来三日くらいしか登校してなかった)大学生で 私は金融系のOLだったんだけれども。流石の私もうっかり家に住み着かせてしまったことをえらく後悔した。 まず、ヒモは働かなかった。(ヒモなんだから当たり前だが) ビタイチ働かない。親とは大学の単位を一つも取得していないことがバレて以来 大変に険悪になったらしく、家にも帰ろうとしない。 「結局、金がなければ遊びたい一心で働くだろう」と思ってお小遣いを断ってみたりもしたが、全く効果なし。 ショルダーバッグにみっしり詰めて来たこ難しげなやらなんやらをひがな一日読んで、全く動かない。 「お金はあればいいけど、なくても別にいい」というヒモだった。 ヒモ、こうして書くと無気力の権化みたい

    いつも夢みたいなことを言って生きてたヒモが夢を掴んで帰って来た
  • デート考

    石川町の駅の前に現れた彼女は、いつものように妖精のようで、いたずらっぽい笑みを浮かべて、今日はなにをしてやろうかという顔をしている。 「待ちました?」 「ええ、15分」 そういって、2人で歩き出す。 三ヶ月前からはじまった横浜開拓計画は現在でも実行中で、2人の手には横浜市のハンディな地図が握られている。 「保土ヶ谷は失敗でしたね」 「まあ、でも石川町はかなり期待しているんです」 ぼくらのデートは、カメラ持参の街歩きが主で、それはぼくの趣味にも彼女の趣味にも合っている。毎回、駅を決めて、目星をつけて、とりあえず予定は作らずに勝手気ままに、好きなように散歩するデート。 旨そうな店があれば昼をとり、面白そうな店があれば入り、歩き疲れたらカフェを探す。街歩きは一種の冒険で、見たことのないなにかに出会うかっこうの手段。特に横浜はそんなものに満ちあふれていて、シャッターを切るたびに増えていくすてきな

    デート考
  • エンドレスエイトは終わらない

    2009年8月6日。エンドレスエイトは、7週間ほぼ同内容の物語を放送し、そして8回目にしてようやくの終わりを見せた。 視聴者の思いはさまざまであろう。あるものはその終わりにカタルシスを覚え、あるものは8週間かけてこれか、と憤っている。 あるものはなんだかんだ終わって寂しいという思いを抱いている。 しかし彼らに共通しているのは、「やっと終わった」。その安堵感だった。 ところが。ところが、だ。 その2009年8月27日。何が起きたと思う。何が起きたと思う? NHKが涼宮ハルヒの再放送をはじめた。木曜日の25:30。第1話からの放映なら、涼宮ハルヒの憂ほどの人気アニメならば、 まかりまちがって、なにやら奇跡めいた出来事や、真っ黒な裏事情のようなものがあってこのような顛末になったのかもしれない。 だが違った。とても大人の裏事情だとか、奇跡なんて言葉では片付けられない悪意がはびこっていた。 NHK

    エンドレスエイトは終わらない
  • 優秀なプログラマにたまに起こる逆行(退行)現象

    あれは私がまだ大学助手をしていたころだから3年ほど前のことだと思う。 私の勤めていた大学(情報系)では「プログラミング研究会」みたいなサークル活動が行われていて プログラミングの講義を受け持っていた私はそのサークルにちょくちょく顔を見せるようになっていた。 そこにはとびっきりかわいい女子学生が一人いたのだけれど、その子はゲームが大好きで 「自分でもゲームが作りたい」と一念発起してゲームコンテストに作品を出品することになった。 しかし、彼女はプログラミングの講義(Java)を1年くらい受けているものの、 格的なモノを作った経験がなく、ひとりでは行き詰まりをみせているようだった。 彼女はひとりでいることが多く、パソコンに向かって黙々とプログラムを書いているのをよく見かけた。 それを気にかけていた私はたまに彼女をランチに誘うようになり、彼女の方もしだいに私に打ち解けてきた。 私たちはだんだんと

    優秀なプログラマにたまに起こる逆行(退行)現象
  • 暗殺しながら生きていく

    (フィクションです) 大学院を修了後に上京して、大手の暗殺系企業で五年間勤務していた。エキサイティングな職場だった。厳しい先輩と、ハードな仕事を次々こなした。待遇は悪くなかった。三年目には年収が手取りで一千万円を越えた。ただし昼夜もなければ公私もなかった。殺しても殺しても依頼は尽きなかった。この激務は終わりのない日常なのだと気付いたちょうどそのとき、仲の良い同期が死んだ。ブレインストーミング中に流れ弾が頭部を撃ち抜いたのだ。桜散る春のことだった。 ゴールデンウィークも休みなく働き続けた僕は、翌週に四十度の熱を出した。近くの病院が出した診断結果は「ただの風邪」。それだけ体が弱っていたのだ。やりかけのプロジェクトがあったのでなんとか会社へ向かおうとしたが、体は動かなかった。動け、動いてよ、という言葉を自分に呟いた。動かない。結局、東京に来てはじめて自宅で時間を過ごすことになった。一日が長かった

    暗殺しながら生きていく
  • はしごたんをみて思い出した、自分のmixiでの出会い話5(最後)

    1番 2番 3番 4番 続きです。分割しなかったので長いです、上下の増田さん、すみません。 ここまでのまとめ。アダルトな内容にならないようにこちらを参考にHTTPのコードで記述してみる。 mixiで知り合った女の子の400に500だった僕はとりあえず403だったが、彼女のリッチコンテンツを知り前頭葉が503となって理性が404、家に着いて安心したら彼女が布団をクラック、まさぐる彼女の手がすぐに僕のトロイの木馬を検出し、すぐに上のハブで僕のUSBに電源供給しはじめ僕のユニバーサルデザインがアップグレード、たまらず僕も彼女のトラックボールをいじると彼女のユーザーインターフェイスがグラフィカルに反応したので舌先でF5連打、僕は空いた手で彼女のはてなスターも連打すると、水冷式の下のハブが熱を持ち始めたので、ついに彼女2.0へアクセスを試み、ついに認証された。彼女の「注目のエントリー」にプロキシなし

    はしごたんをみて思い出した、自分のmixiでの出会い話5(最後)
  • 小学校で同級だった男の子と電話をした。

    http://anond.hatelabo.jp/20080913153317 http://anond.hatelabo.jp/20081201015818 の続き。 「メリーメリークリスマス」 とメールが届いた。 クリスマスは、わたしは家でクリスマスケーキをべて過ごした。 いつもは買わない上質なケーキを買ったので、大変おいしかった。 ケーキをべながらテレビを見ていたときに飯島愛が亡くなったことを知った。 特に好きなわけでもなかったが、誰もいないマンションの部屋でひとり死んでいくのはとてもさびしくて辛いことだったろう、と考えたりしていた。 そんなときに、メールが届いた。 この間会ったときに 「『あけおめ』みたいな略語は俺は嫌いだ」 と力説していたので、ああなるほど、「メリクリ」もきっと使わないんだな、と思った。 「クリスマス、楽しんでますか?」 と返信を送ると 「仕事終わって、会社の

    小学校で同級だった男の子と電話をした。
  • 小学生のころ同級だった男の子と会った

    冒頭にて注記を。 以前書いたhttp://anond.hatelabo.jp/20080913153317の続きです。 小学生のころ同級だった男の子と会った。 細かいいきさつはもう思い切って省いてしまうけれど、とにかく、ふたりで会うことになった。 地元では有名な企業の御曹司で、お父さんの会社を継ぐために東京の大学に行って、いろいろ勉強したと言っていた。 仕事が終わるのを待って、イタリア料理のお店でコースをべた。 クラスメイトの話とか、地元は最近こんなふうに変わったよとか、そんな話をした。 声が低くなっていた。卒業してからもう15年ぐらい経つんだから、変わってて当たり前だ。 喉仏が動くのをわたしがじっと見ていたら「何?」と照れたように笑った。 そいつはスーツを着ていたけど、少し長めのまつ毛、見るからに育ちのよさそうなきれいな指先、当時の面影が確かに残っていて、目の前にいるのが確かにわたしの

    小学生のころ同級だった男の子と会った
  • ありがとう 今週中に死ぬ

    俺今週死ぬわ。 成人式があるんだよ。もちろん今週中に。 俺さ、小学生の頃に好きだった子がいんの。中学卒業してから会ってない子。成人式って、その子と再会できる、たぶん最後の機会だから。今までぼんやりとしか見てこなかった周りや自分だけど。今回ばっかりは、ちゃんと見たいと思ってる。 その子がどうなってんのか。 まだ自分が、当に、当に、その子のことが好きなのか。 その二つを確認した後に、自分がどうなるのか。 この結果次第で、俺の人生変わると思うんだよ。 小学校の時に、その子に告白した。ふられた。でも諦められなかった。だってその子、めちゃくちゃかわいいんだぜ? 絶対ほかの男になんか取られたくなかった。 俺さ。 ちょうどその頃ってクラスの流行りで性知識がつき始めた時だったから(そういうの、あるだろ?)、「あの子のおっぱいが別の奴になんかくわえられたくない」「俺以外の人間とセックスするのなんか死んで

    ありがとう 今週中に死ぬ
  • エレベーターには裏技があるらしい

    エレベーターには裏技があるらしい。 エレベータのボタンを押し間違えた時に、それを訂正するテクニックがあるというブログを読んだ。 僕が働いている会社のエレベーターは日立製である。日立の場合、キャンセルしたい[階数ボタン]を押し続けるとのことだ。 おもしろそうだ。やってみたい。悪戯とも言えないレベルだが、こういうものは試したくなる。 次の日、会社でエレベーターに乗ると、いい感じに一人だった。4000人を超える大会社の中では、3日に一度あるかないかくらいのタイミングだ。試すには絶好のチャンス。試すしかない。 何階にしようか少し迷ったが、26階を押すことにした。僕の階は18階なので、全く関係ない。26階はちなみに社長室がある階で一般の社員が降りることはまずない。 まあ、どうせすぐキャンセルするんだし、と思いつつもなぜか緊張してしまう。もしキャンセルできなかったらどうしよう、とも思ったが、その時はそ

    エレベーターには裏技があるらしい
  • 元彼女と旅行してきた

    元彼女とは同い年で20から27歳まで付き合ってた。 一応お互いの親に紹介して、このまま結婚すると自分も思っていた。たぶん彼女も思っていたと思う。 25歳の時、彼女の親父さんが癌だということが判明し、彼女は看病のため地元へと帰っていき遠距離恋愛が始まった。 そしてある日彼女の親父さんがなくなった。 朝4時頃に泣きながら電話があった。 電話をきった後すぐ飛行機を予約し、彼女の地元へ向かい通夜と葬式の手伝いをした。 彼女の母親はすっかり衰弱していた。 僕は彼女に3回プロポーズしている。 1回目は彼女の父親が癌だと判明した時、花嫁姿を見せてあげようとプロポーズした。 彼女の父親から「東京に娘はやれない。」と断られた。 自分がいなくなった後ののことを考えたのだろう。 2回目は彼女の父親がなくなって1年たった頃だった。 彼女はいった。「母親を残して東京にはいけない。」 俺はいった。「お母さんも一緒に

    元彼女と旅行してきた
  • 元彼と旅行してきた

    元彼とは同い年で、二十歳の頃から7年間付き合っていた。 お互いの親にも紹介をして、このままこの人と結婚すると、思っていた。彼もおそらくそう思っていたと思う。 付き合って五年目の時、実家の父が癌だと知らされた。 それまで父に頼りきって生きてきた母は混乱し、とても一人にしておくわけにはいかなかった。 私は実家へ戻り、彼とは遠距離恋愛が始まった。 電話口で、いつも彼はすまなそうに、仕事が忙しいことをそれとなく口にする。 私の都合でこうなったのだから、彼が申し訳なく思うことはないのにと私はいつも思っていた。 そんな彼が、逆に私には苦しかった。 彼に余計な心配をかけたくなくて、悪くなる一方の父の容態についてもあまり詳しくは言わず、当たり障りない近況だけを伝えた。 私が彼の前で取り乱し泣いたのは、父が死んだという連絡の電話をしたときだけだった。 彼はすぐに来てくれて、お通夜とお葬式の手伝いをしてくれた

    元彼と旅行してきた
  • 裸眼

    童貞のまま30歳を超えた男は魔法が使えるという都市伝説があるが、俺は童貞暦27年にして、ジーンズの上からパンツの輪郭を読み取る事ができるようになった。俺はこれを童貞眼力と名づけた。 その日は三連休の中日の昼間、電気街をうろついていた俺は、前を歩くジーンズの女子のお尻をなんとなく見ていた。柔らかそうなお尻。それを揉みしだく事ができたらどんなに幸せだろう。そんなことを思っていたら、見えたのだ。いや既に見えていた。分厚いジーンズの上から、彼女のパンツのラインが、くっきりと。俺は興奮した。それから俺は15分以上も彼女の後を追っていた。完全な不審者だ。それ以上は危険と考え、俺は興奮冷めやらぬまま、彼女の後を追うのを止めた。 冷静になってから、俺はついに来るところまで来たなと暗い気持ちになった。俺は既に魔法の片鱗を身につけつつあるのだ。ここに怪しい統計がある。20までにセックスを経験した男子と、40ま

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