「私は、ここにいる西川善文・日本郵政社長を一昨日、かんぽ問題で特別背任未遂罪で告発致しました」 綿貫民輔・国民新党代表は、5月17日、千葉・幕張メッセで開催中の全国郵便局長会千葉総会で、1万2000人の郵便局長を前に、西川善文社長を直接批判した。そのとき、会場は割れんばかりの拍手となった。加えて、綿貫代表は「6月末で西川社長の任期が切れるが、鳩山総務大臣が認可するかどうか見ていきたい」と、公の場で西川社長の罷免を求めた。 このほか、重野安正・社会民主党幹事長も、社民党も告発を行った野党グループであることを披露し、西川社長を糾弾した。 注目の鳩山総務大臣は、「簡保問題は国民の財産にかかわる問題。絶対に(安易な売却は)許可しない」と、西川社長の方向に手をかざし、強い口調で「(業務改善に)真剣に取り組んでもらいたい」と要望した。 このほか来賓政治家の相次ぐ批判のなかで、身を固めて聞き入っていた西