オムロンヘルスケアの「Karada Scan 212」=同社提供タニタの「FS―100」=同社提供 【小松隆次郎】体脂肪率などもはかることができる体重計をめぐり、オムロンヘルスケア(京都府向日〈むこう〉市)が「類似したデザインで、意匠権を侵害された」などとして、タニタ(東京都板橋区)を相手に製品の製造・販売差し止めなどを求める訴訟を起こしたことがわかった。31日に東京地裁で第1回口頭弁論があり、タニタ側は「類似しているとは言えない」と争う姿勢を示した。 オムロン側が問題にしているのは、タニタが2012年10月に発売した機種。オムロンは11年9月に2機種を発売し、そのデザインの意匠登録が同月、特許庁で認められていた。 両社の製品はいずれも、表面にガラス板を使用。足をのせる場所に片足2カ所ずつ、測定のために体内に電気を流す電極部があり、中央部にスイッチと液晶表示板が配置されている。 オ