実は「ALWAYS 三丁目の夕日」のプロデューサー陣に興味があったので、遅ればせながら見に行った。しかしプロデューサーの多い映画ですな(笑) おそろしいほどのベタベタの映画だったが、ヒットする理由がよく分かる。楽しい。 「男たちの大和/YAMATO」にハマっちゃうのが、自身や子供が下流社会へのベルトコンベアーに乗ってしまいそうなマッチョ層だとすると、「ALWAYS 三丁目の夕日」にはまるのは、少なくとも高度経済成長を経由して現時点では中の上ぐらいのポジションをキープしている50代より上の層だろうか。そんな人を上映館でもよく目にした。 「大和」「イージス」を角川&講談社的とするならば、「ALWAYS」はまさに小学館的。ある種の品の良いお坊ちゃんを連想させる。ともにこれからの日本はどうなっちゃうんだろうねぇという不安があるわけだが……。 前者が「日本人の矜持を取り戻そう」と主張するのに対して、
知っている人は知っているだろうが、ゲーム理論に「合理的な豚」というモデルがある。McMillanの「Games, Strategies and Managers」という本に出てくるもの。これを人に説明するための練習をここでやってみる。知ってるぞという方は、おかしな説明があったらご指摘いただければ。知らないぞという方は、これを読んでわかるかどうか試していただければ。わからない人に説明してわからせるのが目的なので、これを読んでわからなければ、私の「負け」ということ。 「合理的な豚」は、簡単にいえば2頭の豚がエサを争う競争ゲームだ。得をするためにどういう戦略をとればいいかが問題になる。 まずは以下の図をご覧いただきたい。別のところで使ったものの使い回しなので「見たことあるぞ」という方もいるかもしれないが。 まずはスライドの下にある豚の絵の説明。大きな檻の中に、大きい豚と小さい豚の2頭がいるとする
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