東京大学は、博士号の論文にねつ造した不正なデータを使っていたとして、当時の学生ら3人の博士号を取り消したと発表しました。 その結果、当時の学生ら3人が、ねつ造や改ざんが認定された画像などのデータをみずからの博士号の論文にも使っていたことが分かり、今月23日付けで3人の博士号を取り消したということです。 27日に会見した東京大学の相原博昭教育担当理事は「3人の博士の学位授与を取り消す事態となったことは極めて遺憾だ。今後、研究倫理に関する周知徹底を図り、再びこのような事態が生じないよう全学を挙げて取り組む所存です」と述べました。 この問題を巡っては、濱田純一学長がみずからの報酬の10分の1を3か月間返納することを明らかにしていました。