会いたくて会いたくて震える 西野カナ氏の歌詞と言えば、会いたいと願う恋愛中の女性の気持ちを忠実に表現し、一部の若い女性から絶大な共感と支持を受けていますね。ただその一方で、一部の人たちからは「会いたい病」「恋愛依存的」とも揶揄され、嫌悪感を抱く人や批判する人が少なく無いのも事実です。 そんな西野カナ氏ですが、歌詞作りのスタイルは通常のアーティストとは一風変わっていることは有名です。歌詞を作る時、企画書から始まり、ペルソナ設定をして、マーケティングリサーチを行う。完全にマーケティング理論で言うところの「マーケットイン」の考えを取り入れている。彼女はアーティストでもあるのですが、超一流のマーケターでもあるわけですね。 ここで少し考えて欲しいのですが、このように、しっかりマーケットを見極めてから商品を投入して、それが共感を生んでいるということは、彼女の書く歌詞は、現実の10代20代の恋愛事情に近