『沢山法人抱えて順調そうだから、よければうちの会社に出資してくれないか?』2年前に約1年の準備期間を経て、仲間3名で起業をした友人から援助依頼が届いた。彼は豊富な人材コネクションに加え、営業畑で培った経験を活かして有名な海外ブランドを集めて、派手なセレクトショップを表参道にオープンさせていたが苦しくなったようだ。 オープン当初はそれなりに盛り上がったようだが、3年目を迎えて売上も落ちてきた様子。悲しかった。私を悲しくさせたのは、2年以上連絡をしてこなかったにも関わらず、ピンチになって声を掛けてくることだ。もはや恥を覚悟でピンチを乗り切ろうという考えなのか?現在は簡単に会社を作れてあっさり潰せる時代。時代に応じた柔軟さを持ち合わせてなかった彼は、間違いなく経営者として失敗した。 「頼む!一生のお願いだ!何年かかっても返す!」余裕をなくした表情からは勝ち組オーラが消え、かつて私を『貧乏人相手に