知られざるLTEのネットワーク構成:次世代の無線技術、LTEの仕組みが分かる(2)(1/2 ページ) 世界初の商用LTEサービス、始まる 北欧のオペレータであるTeliaSoneraが、2009年12月14日にスウェーデンのストックホルムとノルウェーのオスロにて世界初のLTE商用サービスを開始したと発表しました。もともとTeliaSoneraはLTEに対し非常に積極的でしたが、これほど早くサービスを開始するとは、われわれにとっても予想外でした。 ただし詳細を確認すると、スウェーデンにおいては6月末まで月額料金が4スウェーデンクローナ(約50円)、ノルウェーでは3月末まで月額料金が1ノルウェークローネ(約16円)であり、実質的にはユーザーにも協力してもらいながら問題を発見する「試験サービス期間」といえそうです。 また、現在のところTeliaSoneraの4GサービスはLTE通信だけを提供する
最後に高速無線LAN規格「IEEE 802.11n」でも採用された高速化技術「MIMO」を取り上げる。MIMOは,送信データをあらかじめ複数の信号(ストリーム)に分割し,それらを複数のアンテナから同じ周波数帯域で同時転送する方式である(図1)。受信側も複数のアンテナを備える必要があるが,送信側と受信側でアンテナの数を合わせる必要はない。 図1●通信速度を数倍に高める「MIMO」 送信データを複数の信号(ストリーム)に分け,複数のアンテナでそれらの信号列を同時送信する方式。受信側も複数のアンテナで受信する。受信電波はそれぞれのアンテナが送信した電波の合成波であるが,それぞれのアンテナから送られてくる電波の経路別のひずみを演算処理して,元の信号を取り出す。この原理により,二つの信号(2ストリーム)に分けたときは伝送速度が2倍に,三つの信号(3ストリーム)のときは3倍になる。 [画像のクリックで
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