民間で初めて国際宇宙ステーションに宇宙飛行士を送る計画を進めているアメリカのベンチャー企業、スペースXは、開発の最終段階として無人の宇宙船を打ち上げる試験を行い、打ち上げは成功しました。 スペースXが開発した宇宙船「クルードラゴン」は現地時間の2日午前3時前(日本時間の午後5時前)、南部フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられました。 宇宙船は10分余りあとに切り離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功しました。 今回は、国際宇宙ステーションに宇宙飛行士を送る計画の最終段階の試験として行われ、宇宙船は日本時間の3日午後に、高度400キロの軌道を回る国際宇宙ステーションに到着したあと、8日夜に地上に帰還する予定です。 宇宙船にはセンサーを内蔵した人形が載せられていて、宇宙飛行士にかかる重力や環境の変化などのデータを収集します。スペースXはこうしたデータを基に安全性を高め、ことし7