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*アニメに関するohagi23のブックマーク (25)

  • Zガンダム39話「湖畔」の物語的位置付け

    機動戦士Zガンダム 39話「湖畔」。 湖畔とは、予期せぬ運命的な出会いが訪れる場所。 宇宙と人工的なコロニーとMSと戦艦がひしめく中で 自然を感じさせ、人同士のふれあいが描ける場所。 1stではアムロとララァが始めて出会い、 Zではカミーユとロザミアが始めて出会った。 これらの出会いは共に悲劇(女の死)に終わる。 カミーユにとってロザミアの死は、 彼の精神崩壊に及ぶプロセスの中での 最後の決定打として見ている。 39話はこの決定打の始まりでもある。 湖畔とセットで押さえておきたいのが 表現における死の象徴に用いられる白鳥だ。 特に1stの空から湖へ下降していく白鳥の姿は やがて死にゆくララァの姿を重ねていたのだろうか。 Zでも湖畔で白鳥を出した点では、 ロザミアも死にゆく運命をまず提示したかったのか。 また一羽で飛ぶ1st、複数羽で飛ぶZの差に 個人の物語(1st)と、集団の物語(Z)の差

    Zガンダム39話「湖畔」の物語的位置付け
    ohagi23
    ohagi23 2016/07/18
    宇宙世紀ガンダムの悲劇の歴史に白鳥と湖と女性の存在がある。
  • 暗礁に引き裂かれた兄弟の物語-鉄血のオルフェンズ12話(感想)

    はじめに 敵海賊ブルワーズに航路を察知されている可能性を考慮し 暗礁宙域を通り抜ける所で策を寝ることにした鉄華団とテイワズ。 ブルワーズに昭弘の弟の昌弘がいることを知り、 オルガを始めみんなが昌弘を助けようと、昭弘を後押しし動くのだが。 時間と境遇は家族関係をも壊す 昭弘と昌弘。昌弘を救おうとする昭弘と、兄との再開に戸惑う昌弘。 鉄華団という家族ができた昭弘。 同じヒューマンデブリの仲間はいたが、ブルワーズという境遇の為に 家族という認識が持てなかった昌弘。 二人は兄弟であり、兄の昭弘は昌弘を迎えに行くと言っていたのに 時間の流れは大きく二人を隔ててしまった。 特に昌弘は昭弘とのやり取りの中で、兄が自分を忘れて幸せになったと 思ってしまったようであり、逆上的な気持ちをも抱いたようだ。 昌弘は今まで生きていたことで消耗していたのだろう。 兄の優しさを素直に受け取ることができなかった。 とはい

    暗礁に引き裂かれた兄弟の物語-鉄血のオルフェンズ12話(感想)
  • 「鉄血のオルフェンズ」の家族論-鉄華団とタービンズ

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」 8話を視聴。 タービンズの名瀬がオルガと鉄華団との取引を認め、 鉄華団がテイワズ傘下に入れるように勧める。 オルガは名瀬との交渉で、自身の子供っぽさを感じ、 三日月はさらに頑張らないといけないと感じていた。 鉄華団とタービンズ-家族のありよう 今回のキーワードは「家族」。 名瀬が鉄華団の面々をバラバラになって 仕事を斡旋する提案にオルガが反発する。 オルガは名瀬に鉄華団とは 今まで流された血と、これから流す血が混ざって 鉄のように固まっているので離れられないと話す。 そのオルガの仲間への想いを名瀬は「家族」という。 オルガにとって家族とは意外な言葉だったのかもしれない。 オルガも三日月も他の鉄華団の面々もおそらくは、 仲間だとは思っていただろうが、家族とは思っていないから。 鉄華団は肉親同士ではなく、肉親達と切り離された存在。 家族を失った子供たち

    「鉄血のオルフェンズ」の家族論-鉄華団とタービンズ
  • 「鉄血のオルフェンズ」の物語の積み上げ方-三日月とオルガの関係性と文字の読み書き

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」6話を視聴。 今回は三日月達が読み書きをするシーンに心を打たれた。 それは文字の読み書きから作品を積み上げていことする 姿勢に驚いたからでもあった。 生きるために文字を覚える三日月の強さ 文字が読めないことが間接的に語られてきた三日月。 今回もクーデリアの地球に行く動機を語る具体的な内容には 興味関心をあまり示していなかったようでもあり、 文字を覚えることに興味がないように思えた。 そんな三日月がクーデリアに読み書きするメリットを説かれて、 心を動かされ、勉強することにした。 気づいているのか気づいていないのか クーデリアに対して三日月は惹かれているのかしれないし、 お姫様とも称されるクーデリアのカリスマ的魅力なのかもしれない。 なぜ三日月は文字を覚える気になったのか。 野菜を育てる大きな農場を作りたいため MSの整備を手伝えるようにするため と三日

    「鉄血のオルフェンズ」の物語の積み上げ方-三日月とオルガの関係性と文字の読み書き
  • 鉄華団はさくら荘である-「鉄血のオルフェンズ5話」の鉄華団のチームワーク性について

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」5話を視聴。 はじめに クーデリア地球への旅立ち。 ギャラルホルンのMSはイサリビを拘束し クーデリアの身柄を引き渡すように伝えるものの、 この状況を想定してたオルガと三日月。 三日月はバルバドス出撃し、MSを引き付け 後方からのオルクスの船は昭弘が引き付ける。 鉄華団に不利な状況が訪れるが 小惑星を上手く利用して形成を逆転。 ユージンが身体を張る。 コーラルはマクギリスとガエリオを差し置いて 自ら出撃するが、バルバドスに負ける。 そして戦場で三日月とマクギリスとガエリオは交戦し お互いの存在に気づくのだった。 鉄華団のチームワークについて 今回、印象に残ったのは鉄華団のチームワークの良さだ。 オルガはトドが裏切ることを想定し、 予め三日月にガンダムを準備させ状況に備えた。 また前回で昭弘に別行動を取らせて、 オルクスの船への対抗と三日月のバックアッ

    鉄華団はさくら荘である-「鉄血のオルフェンズ5話」の鉄華団のチームワーク性について
  • 「生きる糧の物語」としての「鉄血のオルフェンズ」4話。

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」4話を視聴。 クーデリア姫を地球に護送する算段を整えつつ 鉄華団がこの護送の仕事をこなして生きる糧と自分たちの道を手に入れようとする。 一方のギャラルホルンのファリドとボードウィンは クーデリア姫を拘束しようとして現地に調査へ向かう。 三日月はクーデリアを連れて、ビスケットの祖母のトウモロコシ畑に連れて行く。 三日月はクーデリアに作物を採取することと作物の状況や行き先を教える。 その最中に三日月達とファリド達と遭遇し、一悶着がある。 畑から戻ってきた三日月達にオルガは新しい旗を持って迎えるのだった。 「生きる糧の物語」として描写された作物を採取すること 鉄血のオルフェンズの物語のキーワードは「生きる糧」である。 作は生きるために何をしなければならないのかを 火星と厄祭戦300年後という世界をもって描いている。 ガンダム作品の多くは、キャラクターに理

    「生きる糧の物語」としての「鉄血のオルフェンズ」4話。
  • 「鉄血のオルフェンズ」2話のおっぱい問題とクーデリアについて

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」2話で 「お前言ってたじゃないか。死ぬときはでっけえおっぱいに埋もれて死にてぇって」 というおっぱい発言が話題になっている。 これはギャラルホルンの戦いで死んだ少年ダンジに向けた友人の言葉だ。 年頃の少年であれば、思いがちな願望であるのだろうが おっぱいへの憧れを叶えられず死んでいった少年ダンジの悲劇性、 火星での少年達の境遇がこの台詞で強く印象づけられる。 さて、戦場でおっぱいに憧れ死んでいった少年ダンジもいれば 自分自身のおっぱいを存分に戦場で見せつける女性もいる。そうクーデリアだ。 服からはちきれんばかりのおっぱいを画面中で披露するクーデリア。 編中で幾度となく見られるクーデリアのおっぱいに私は釘付けだった。 上のキャプのように1話の最初は正装を着ていたので有り余るおっぱいが隠されていた。 (※Bパートで2話のような格好になる。) まさかこん

    「鉄血のオルフェンズ」2話のおっぱい問題とクーデリアについて
  • 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」2話ー少年と大人と血の関係について

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」2話を視聴。 はじめに ギャラルホルンのMSによる攻撃を、 三日月乗るガンダム・バルバロスによって防ぐものの、 再攻撃を命じられたクランクは単身CGSとの決戦に望み、 一方のCGSのオルガも大人達からの独立を企て、三日月に協力を願う。 敵を追い返しても、少年達の目の前には地獄しかない。 地獄であるなら、居場所を作り、地獄からの解放を自ら勝ち取る。 オルガと三日月の二人の行動から、自由への意志が感じられた回だった。 1話でも強調されていた大人と子供という構図が 2話でも「血」というキーワードで語られる。 三日月はガンダム・バルバロスに搭乗での負荷により鼻から血を出し、 オルガはCGSの大人達の都合により制裁を受け、血を流す。 三日月とオルガという少年二人が、それぞれの信念をかけて血を流す。 少年側という話でいえば、クーデリアもまた血を流さぬのだが、 彼

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」2話ー少年と大人と血の関係について
    ohagi23
    ohagi23 2015/10/11
    少年達の過酷さと必死に生きる様が共感をもって描かれていた。
  • 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」1話「鉄と血と」感想-「ガンダムが叫びたがっているんだ」

    長井龍雪と岡田麿里の「あの花」「ここさけ」コンビの新作ガンダム。 田中将賀さんも参加が自然なような気もするが事情があるのだろう。 「鉄と血と」というサブタイトル、 地球圏に反旗を翻す少年達の戦いな世界観をみると、 ガンダムより「太陽の牙ダグラム」を彷彿とさせる。 1話は独立運動のお姫様クーデリアを守るために 主人公・三日月達がいる警備会社が請負ったら、 別の組織が襲いピンチになったところを、 三日月がガンダムを起動させて敵MSを倒して終わる。 Aパートでキャラクターと世界情勢を説明を尽くして語り、 Bパートでガンダムにとって大切なメカアクションを描く王道的構成だ。 サブタイ通りな血と鉄の汗臭い世界にみえつつも、 良い意味で脱臭され、爽やかに感じさせるバランス感覚もあった。 火星の底辺に生きる若者たちの反抗の中で 純真な少年三日月はどう動くのか。 寡黙で能動的な姿は見せないが、秘めたる思いは

    「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」1話「鉄と血と」感想-「ガンダムが叫びたがっているんだ」
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    ohagi23 2015/10/04
    21世紀のダグラム的なガンダムとなるのか。画面の仕上がりは抜群だった。
  • 富野監督の「ターンエーはGレコの500年くらい昔の話」発言から感じた事

    8/27のガンダムカフェで開催されたGレコ勉強会。 ゲストは富野監督と石井マークさん。 勉強会のクライマックスは、 この勉強会の質疑応答の中で富野監督は、質問者から 「初めて時間を遡った作品を作られた心境を」と聞かれたところ 「ターンエーはGレコの500年くらい昔の話」 という返答をしたところ。 私は目からウロコだった。 監督自身による「Gレコ」が「ターンエー」より後の作品という発言に驚かされた。 私は「ターンエー」で提示された 黒歴史そしてガンダムの全肯定という概念に対して 「ターンエー」以降に作られるガンダムも全て黒歴史となり 全てのガンダムの終着点として「ターンエー」があると思っていた。 「SEED」も「00」も「AGE」もこれからの「鉄血のオルフェンズ」も 全て黒歴史になって、最後に「ターンエー」の世界が訪れると思っていた。 「ターンエー」が歴史の最後という位置づけで今までのガンダ

    富野監督の「ターンエーはGレコの500年くらい昔の話」発言から感じた事
    ohagi23
    ohagi23 2015/08/28
    ガンダムアニメの見方が刷新される富野監督の発言。
  • アニメ関係のおすすめの本を12冊紹介する

    はじめに 監督やアニメーターといったアニメ制作者が アニメについて書いたの中で、お勧めしたいを12冊紹介したい。 比較的入手しやすそうなものから選んでみた。 ① 富野由悠季著:映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック) アニメ監督富野由悠季が、映像には原則があるという観点から、 映像作品制作に必要な基礎と応用を実践的に解説。 ② スタジオ雄(著・編集):PLUS MADHOUSE 4 りんたろう アニメ監督りんたろうへの10時間以上のロングインタビュー、 杉井ギサブロー、川尻善昭等のインタビューを通してりんたろうを紐解く一冊。 ③ アニメーション監督 出崎統の世界 ---「人間」を描き続けた映像の魔術師 大山 くまお・林 信行(編集) アニメ監督出崎統をインタビューや関係者の証言を通して作品と実像に迫る1冊。 出崎統が描いた貸漫画も掲載。 ④ 杉井ギサブロー著:アニメと生命と放浪と ~

    アニメ関係のおすすめの本を12冊紹介する
    ohagi23
    ohagi23 2015/05/08
    まずは有名アニメ監督が書かれた本がオススメかなと思った
  • 「響け!ユーフォニアム」の高坂麗奈が魅せる「京アニ髪かきあげ」について

    「響け!ユーフォニアム」5話は高坂麗奈さんの絵作りがすごくよかった。 まず、高坂さんのトランペットを吹くシーン。 顔が汗でテカテカした感じで描かれ、 目を見開いて吹くのに一生懸命な感じが出ていて素晴らしい。 後、矢印で示したように、髪の部分を長い色トレスで描いているのが 髪の描き方に効果的なニュアンスを与えていて面白いと思った。 次にここからが編。 部活の帰りに高坂さんと黄前久美子が会話する中で 久美子が先生の事を「かっこいい」と言って反応し、 振り向く高坂さんの表情が素晴らしい。 比較的クールで感情的ではない高坂さんが、 目を大きく開き、驚きの表情を見せる。 編で始めて見せる表情ではないだろうか。 それだけにインパクトあるシーンに仕上がっている。 ※作監修正が半端無く入れているようにも感じる。 そして久美子が話を進めていくうちに、 久美子が高坂さんの地雷を踏んだと思い込み、 高坂さん

    「響け!ユーフォニアム」の高坂麗奈が魅せる「京アニ髪かきあげ」について
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    ohagi23 2015/05/06
    高坂麗奈の髪をかきあげる仕草は、シリーズ屈指の名シーンだった。
  • 完璧なエンドマークを見た ~『劇場版 境界の彼方 未来編』感想~ - あにめマブタ

    当なら締めの言葉になるんだけど、最初に言っちゃいます。 TVシリーズを最後まで観て、気に入った人なら、当に最高の体験ができると思います。ぜひ、劇場へ足を運んでみてください。 この記事は、『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来編』のインプレッション的な感想です。 作は、2013年にTVシリーズアニメとなった『境界の彼方』の劇場版前後編の、後編にあたります。前編はTVシリーズのダイジェストと聞いていたため、実は僕は前編を観ていないのですが、前編のラストには、後編に繋がるシーンが追加されています。(宣伝の記事にも書かれている内容です。) とはいえ、その部分は後編のファーストシーンになるため、TVシリーズを観ていた人であれば、後編から観ると置いてきぼりをうということは、恐らく無いと思います。 この映画を観て驚かされたのは、「僕はこんなにも『境界の彼方』というアニメが好きだ

    完璧なエンドマークを見た ~『劇場版 境界の彼方 未来編』感想~ - あにめマブタ
  • 京アニ作品のキャラの瞳リストを作ってみた

    「響け!ユーフォニアム」の瞳の配色に興味を持って 以下の二つの記事を書いた。 「響け!ユーフォニアム」の瞳の色の描き方について 「響け!ユーフォニアム」と「中二恋 戀」の瞳の描き方を比べてみた ただユーフォニアムと中二恋だけしか比べないのは、 片手落ちなのもいいところなので、 京アニ作品を集めて瞳のリストを作って、比較したいと思った。 こうして見ると、「響け!ユーフォニアム」の瞳の光沢の配色で 茶系の瞳の色の中に緑色の光沢を入れているのは異色だとわかる。 (※響けユーフォニアム) またこうして瞳を見比べてみると、 京都アニメーションは瞳を透き通るような感じで描いて 瞳の透明感・奥ゆき(立体感)を追求しているようにも感じた。 基的には作品ごとで様々なアプローチをしているとも思った。

    京アニ作品のキャラの瞳リストを作ってみた
    ohagi23
    ohagi23 2015/04/26
    [響け!ユーフォニアム」京アニは光源を意識した色付けで瞳の透明感を表現することで、瞳の奥行きを描きたいのだと思う。
  • 「スラムダンク」最終巻の山王の最後のセットプレイについて

    スラムダンクで一番好きなシーンは、 湘北対山王戦の、最後の最後の山王のオフェンスだ。(単行31巻) 山王の深津がグーのサインを出し、 河田が沢北とマッチアっプしている流川にスクリーンをかけ沢北がフリーになる。 その隙を突くように深津が沢北にパスを出す。 そして沢北はドリブルで有利なスペースを作り出し ディフェンスで後手に回った流川とヘルプに来た赤木をかわしてショットを放つ。 この山王のプレイは彼らが何千回も練習し完成させたセットプレイだと私は思っている。 このセットプレイは、山王が逆転をかけた最後のオフェンスであり、 主力の深津・河田・沢北が絡むプレイである点から、山王の必殺技だと思う。 そしてこのセットプレイを完成させる為に、何度もチーム内で練習した事を想像してしまう。 それはバスケのセットプレイは一朝一夕でできるものではなく、 練習の積み重ねが必要だからだ。 --以下妄想-- エース

    「スラムダンク」最終巻の山王の最後のセットプレイについて
  • 「響け!ユーフォニアム」と「中二恋 戀」の瞳の描き方を比べてみた。

    前の記事で「響け!ユーフォニアム」の瞳の色の描き方について というものを書いた。 これは各キャラの瞳の中に使われる光沢の配色について、 瞳にメインで使われている色味とは別に色味がちょいと違う 小さな丸を瞳の真ん中部分に描いているのが面白いという趣旨の記事だ。 では、京都アニメーションの他の作品と比べるとどうなのだろうか。 「響け!ユーフォニアム」の色彩設定の竹田明代さんが以前手がけた 「中二病でも恋がしたい!戀」の1話と比べてみたい。 まず「響け!ユーフォニアム」から。 瞳のメインの色=茶系 瞳の中の小さな丸=緑 瞳のメインの色=青系 瞳の中の小さな丸=ピンク 瞳のメインの色=紫 瞳の中の小さな丸=ピンク 次に「中二病でも恋がしたい!戀」から。 瞳のメインの色=藍色系 瞳の中の小さな丸=小さくて判別しづらい 瞳のメインの色=茶系 瞳の中の小さな丸=ピンク 瞳のメインの色=緑系 瞳の中の小さ

    「響け!ユーフォニアム」と「中二恋 戀」の瞳の描き方を比べてみた。
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    ohagi23 2015/04/18
    色彩設定の竹田明代さんに注目していきたいのが趣旨の一つ
  • リアル「SHIROBAKO」-山ねずみロッキーチャックの現場から

    「SHIROBAKO」の宮森あおいがアニメ制作を志すキッカケの一つになったのは 劇中でもたびたび登場した「アンデスチャッキー」。 19話のEDは特に印象的だった。 さてこの「アンデスチャッキー」の元ネタとされる 「山ねずみロッキーチャック」についての面白い記述が 富野由悠季さんの著作「だから僕は」にあった。 「山ねずみロッキー・チャック」 (※ズイヨー)後半以後、五のコンテをきらせてもらい、監督、アニメーターとしての遠藤政治さんという怪物と出会った。そのころは氏の酒量はへっていたらしいのだが、スタジオに臆面なく一升ビンをおいて仕事をなさる方というのをはじめて目撃した。すすめられることではないが、悪いともいえない。そんな状況を呑みこんでアニメを創ってみせる、と口にした方は遠藤監督以外にはいない。剛気さと繊細さをみせてくれた方として僕には貴重だった。あたりまえなことを、感動をもって描けという

    リアル「SHIROBAKO」-山ねずみロッキーチャックの現場から
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    ohagi23 2015/04/15
    アニメを超える豪快なリアルエピソード
  • 「Gレコ」最終話は「T(富野)のレコンギスタ」である

    はじめに 「Gのレコンギスタ」最終話を視聴。 ベルり達の冒険がこれから始まるという幕引きだった。 宇宙、月、金星まで行って地球に戻ったベルリが下した結論は、 もう一度世界一周という旅をすることだった。 そして姉のアイーダはクレッセントシップで再び宇宙の旅に出る。 旅する事で得られるサムシングをベルリは、再び手に入れたかったのだろう。 元気いっぱいの未来へ繋がるラストだった。 さて、私が気になったのはベルリの旅の始まりの場所が日のある場所だったこと。 そして旅の道中でベルリが話した老夫婦についてだ。 ピンクの服を着てメガネの老人。どう見ても声を聞いても富野監督自身である。 その傍らにいる女性は、富野監督の奥さんの亜阿子さんであろう。 そしてベルリ達の奥では新幹線のようなものが走り、 さらにその奥には富士山がある。 富野監督、奥には富士山、新幹線のようなものが走っている。 この3つの要素から

    「Gレコ」最終話は「T(富野)のレコンギスタ」である
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    ohagi23 2015/03/28
    富野監督が小田原を描いたのがただただ嬉しかった。
  • 「Gレコ」の物語の本質と「G」に込められた5つの意味について

    「Gのレコンギスタ」25話を視聴。 物語も佳境を向えて、話の終着点も見えてきた感じだ。 では「Gレコ」の物語とは何だったのか。 異郷から故郷へ戻る物語としての「Gレコ」 まず富野作品における物語の大筋の傾向として、 異郷の地から故郷・祖先の地へ、元の所へ戻ろうとする展開が挙げられる。 1999年の「∀ガンダム」では月から地球へ帰還する人たちの物語。 2002年の「キングゲイナー」ではウルグスクからヤーパンへエクソダスする人々の物語。 2006年の「リーンの翼」ではバイストンウェルから日へ戻ろうとするサコミズ王の物語。 「Gレコ」も、月のトワサンガ・金星のジット団といった宇宙の諸勢力が レコンギスタという名目で地球に戻ろうとすること。 そして地球育ちのベルリとアイーダ達が宇宙に旅立ち、 月と金星へ向かい、そして地球に戻ってくる事も含めて、 異郷(宇宙)から故郷(地球)へ帰ってくる物語といえ

    「Gレコ」の物語の本質と「G」に込められた5つの意味について
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    ohagi23 2015/03/21
    Gレコは宇宙という異郷から地球という故郷へレコンギスタする人々の始まりの物語
  • 「Gレコ」における巨大MAと女性の悲劇の歴史-バララとユグドラシル

    はじめに-ユグドラシルの魅力 「Gのレコンギスタ」24話はバララ・ベオールが乗る 巨大モビルアーマーのユグドラシルの描写が圧倒的だった。 ユグドラシル、北欧神話でいう世界樹の名を関する機体は伊達ではなく ユグドラシルが放つテンダービームが世界樹の形のように広がるビジュアルは 今までに見たことがないエフェクト表現だった。 戦争という凄惨な空間でありながら、テンダービームには美しさがあった。 これを見られただけでも、幸せだった。 巨大モビルアーマーと女性の関係性 さて今回の主役は、マニィがルインの元に戻って来たことで 自分の居場所が無くなってしまったバララ・ベオール。 さてバララがこの巨大モビルアーマーユグドラシルに乗ったのは ガンダムシリーズ的に色々思うところがある。 まず女性と巨大モビルアーマーといえば、 今まで1stガンダムであればララァ・スンがエルメス。 Zガンダムでいえば、フォウ・ム

    「Gレコ」における巨大MAと女性の悲劇の歴史-バララとユグドラシル
    ohagi23
    ohagi23 2015/03/14
    巨大MAは複雑な立場に立たされる女性の心を縛る居場所として存在している