Abstract 1. プロポーザル概要 人は不本意な「機能」をしばしば「負債」と呼びます。 学習サービス「スタディサプリ」においても長らく負債と捉えられてきた機能がありましたが、A/Bテストと統計的手法を組み合わせることで機能の本当の価値を定量化することができました。 本セッションではその実例をベースに仮説検証の方法をご紹介します。 2. 問題提起 Webサービスに限らずエンジニアの皆様におかれましては、自身が関わるソフトウェアの改善に日々余念がないことと思います。 しかしながらふとしたときに振り返ったならば、過去に実装した「機能」は「負債」と呼ばれている。果たして自分は価値のあるソフトウェアを作っているのか。個人であれチームであれそのように自問した経験はないでしょうか? より具体的なシチュエーションを提示するならば、以下のような問題に直面してはいませんか? 長年保守している機能がどれだ