画面の表示などを速くするため、auやソフトバンクなど大手キャリアが、スマートフォンに表示されるWebサイトの画像や動画などをあらかじめ圧縮する「通信の最適化」が、最近ネット上で大きな話題となった(関連記事はこちら)。通信の最適化を実施するキャリア側の狙いと、圧縮がどの程度影響をもたらすのかについて確認したい。 Webの画像が自動で圧縮される「通信の最適化」 スマホでWebサイトを閲覧した際、多くの人が、「表示される写真や動画はパソコンと同じである」と思っていることだろう。だがキャリアによっては必ずしもそうとは限らない。その理由は、通信の最適化にある。 通信の最適化とは、簡単に言えば、スマホでキャリアの回線を経由してインターネット接続する際、キャリア側でダウンロードする写真や動画のデータを圧縮して、容量を減らすことだ。容量が減ることでダウンロードにかかる時間が短縮され、その分、表示速度が速く