ネット上での個人情報の削除を求める、いわゆる「忘れられる権利」の議論が欧米で活発になるなか、検索大手「ヤフー」は、検索情報の削除に応じる際の新しい基準を公表しました。この中では、削除に応じる対象として生命や身体に危険が及ぶ場合や個人が特定できる情報のほか、いじめの被害に関わる情報などを盛り込んでいます。 新たな基準では、削除の判断にあたっては、公職者か、未成年者かなど削除を求めている人の属性と、情報の内容についても性的画像などのようにプライバシー保護の必要性が高いかなどを検討するとしています。 そのうえで、削除すると判断した場合もケースによって対応を変えて、個人の生命や身体に危険を及ぼす可能性があると判断した場合は、検索結果そのものを表示できないようにするほか、一般の人の住所や電話番号、病歴などの場合は、該当する部分だけを削除するとしています。 また、未成年者に関する情報やいじめの被害のほ