株式会社ファーストロジックの新卒採用サイトのブラック感が半端ないということで、昨日から話題になっている。 新卒採用2014 | 株式会社ファーストロジック 情報商材のようなレイアウトや、小林よしのりのゴーマニズム宣言を彷彿とさせるようなマンガがついているなど、ネタ感が満載であり、きっと悪ノリで作ったのだろうと思われる内容である。新卒採用サイトなのに「学生」として就活している方はお断りです、などと書いてあって、一体何を言っているんだという気もするが、まぁネタならしょうがない。 ただ、このサイトを単なるネタとして流すのはちょっと惜しい。なぜかというと、このサイトのマンガに書かれている論理は、「いわゆる」ベンチャー企業が新卒の学生を募集するときに使われる典型的なものであり、大いに参考になるからだ。明らかにブラックで、やりがい搾取の類だと一発で気づけるだけ、ファーストロジックの採用サイトは良心的だ
ベンチャーを立ち上げる前の人へ こんにちは!僕はnanapiというサービスをやっているベンチャー企業の代表をやっているのですが、ベンチャー立ち上げ経験者ということで、「ベンチャーを立ちあげたいよ!」という人たちの講演会などにたまに呼ばれてお話させていただいていたりします。 僕の話をしてもどうか、という気持ちはあるものの「今日の最良の教師は、昨日の生徒だ」みたいな格言が好きで、すでに成功してしまった人より、一歩だけ前にいる人が話すほうが参考になるだろうということで、僭越ながら話させていただいていたりします。 というわけで、この前、またそういうところでお話させていただいたのですが、「今、どの事業が白地ですか?」という質問を聞かれたので、それについてまとめてみようと思います。 よくやりがちな考え方 事業をやる上で最初に考えることの1つとして「どういう事業をやろうか」というところがあると思います。
2012年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった山中教授。再生医療の切り札「iPS細胞」を発見し、日本で最もノーベル賞に近い研究者と言われ続けてきた末の快挙だ。2011年秋の山中教授へのインタビューでは、研究への取り組みと、後進の科学者を育てるためには何が必要かを語った。 日本は科学技術立国として輝き続けることができるでしょうか。 山中:日本人の技術者は、間違いなく世界一です。器用さ、勤勉さ、創意工夫、チームで取り組む力など、研究者として重要な素養を備えている。現在は米国にも研究室を構えているのですが、日本人は素晴らしいと痛感しています。 日本が生きていく大きな道の1つは科学技術立国だと考えています。研究者や技術者はみな、科学技術立国たる日本を背負っているのだと自負しています。若くて柔軟な人が次々と研究に従事するようになれば、もっと伸びていくでしょう。 ただ、理系離れは深刻です。日本では
話題のiPhoneテザリングサービス「t.free」を開発したのは、米国出身のクリストファー・テイトさん(24)だ。17歳で著名なネットサービスを作り、その後来日して5年。「技術の力でもっと自由につながりたい」と、サービスを作り続ける。 この夏、期間限定で公開された「t.free」が大きな反響を呼んだ。iPhoneを利用し、Mac OS X搭載機をインターネットに接続できる無料のテザリングサービスで、ITベンチャーのコネクトフリーが開発。iPhoneに専用アプリをダウンロードしたり、“脱獄”させる必要のない画期的なサービスとして人気を集めた。 「便利すぎておそろしい」「助かってます!」「神ツール」――Twitterにはユーザーの喜びの声があふれ、開発したクリストファー・テイトさんに届く。テイトさんはコネクトフリーの社長兼開発責任者で、1988年生まれの24歳。京都に住み、日本向けサービスを
アメリカも日本と同様に原子力発電所から出る使用済み核燃料、いわゆる核廃棄物の問題を先送りしてきた。 米国では、毎年2000トンの核廃棄物が発生している。 燃料棒が有する潜在エネルギーの内、わずか3パーセントが利用されるのみで、残りの97パーセントは廃棄物となる。 燃料棒を原子炉内で使用できる期間は平均でわずか4年間である。 1987年に策定されたネバダ州ユッカマウンテンの核廃棄物貯蔵施設計画はいまだ未実現で、最近も下院で議論している。 しかし、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生カップルによって、核廃棄物の後始末を解決されるかもしれない。 レスリー・デュワン氏とマーク・マッシー氏は昨年秋、米カンファレンスTED主催の講演で核廃棄物消滅処理溶融塩炉(WAMSR)と呼ばれる技術の見通しを発表した。 溶融塩原子炉のコンセプトは、1950年代から存在していたが、MIT大学院生2人のアイデ
先日ある大学の講堂で行われたパネルディスカッションに出たときのこと(下の写真は開催前の雰囲気)。新進気鋭の4人のベンチャー起業家がさまざまな質問に答えるというセッションがあり、いろんな質問を壇上からうかがいました。そのとき一番前に座っていた活発で積極的そうな女子学生がはい、と手を上げて「皆さんにおうかがいしたいのですが、皆さんがこれまでに経験した最大の失敗ってなんですか?もしよろしければ目もあてられないようないちばんひどかった失敗を教えてください」という質問をしました。 その質問に対して会社の経営で手痛い失敗をした話をした人もいれば 、火事で家が全焼しすべてを失ったけど、家財道具など失ったモノそのものよりも、それをきっかけにギクシャクした人間関係やこれまでの思い出を失ったことの喪失感など精神的な落ち込みのほうがひどかった、という悲惨な話をおもしろおかしく「すべらない話」にして話した人もいま
ハーバード大とハーバードビジネススクールは違う! 今回は予定を変更して、アメリカの学部教育と起業家精神について考察してみる。慶応大学と日本テクノロジーベンチャーパートナーズが共催する「ベンチャープライベートコンファレンス」に登壇してきた。テーマは『ハーバード仕込みの起業家教育と、震災を越える日本の起業家精神』。ハーバード大学で革新的な起業家を生むような教育がなされているか否かがトピックスである。この議論が大変刺激的だった。 パネリストもモデレーターも豪華。不詳私は置いておいて、ハーバードビジネススクールを日本人4人目のベイカースカラー(最優等成績)としてハーバードビジネススクールを卒業したライフネット生命の岩瀬大輔副社長。数々のベストセラー作家でもある、ひふみ投信の藤野秀人社長がモデレーターをやってくれた。 私の答えはイエスである。ハーバードだけでなく、エールやスタンフォード等、アメリカの
マーク・ベニオフ氏は、セールスフォース・ドットコムの創業者、会長、CEO。アップルやオラクルなどを経て、1999年に創業。クラウドコンピューティングの分野を切り開き、2011年には米フォーブス誌の「世界で最も革新的な企業」ランキングでアマゾンやアップルを押さえ1位になった。ブッシュ政権下の2003年─05年には、大統領情報技術諮問委員会の共同議長。写真は2011年5月に東京で撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao) 起業家精神の欠如は、しばしば日本人の問題点として語られる。だが、クラウドコンピューティング大手、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEOは、その指摘は事実に反し、むしろ問題なのは起業家たちの貢献が評価されていないことにあると説く。
2013年秋、新しい学校が生まれる。インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢。その設立準備財団の代表として走り回る。 日本初の全寮制インターナショナルスクールで、国内外から集めた150人の高校生が学ぶようになる。3~4割はアジア各国から留学生を受け入れ、うち40人ほどは年間350万円の学費・寮費を全額免除することにしている。 「才能をもちながら、貧しいためにチャンスを得られないアジアの若者を集めたい」と、目を輝かせる。 7月、留学生の候補らが集まったサマースクールが軽井沢であった。参加したのは、インド、フィリピン、ネパールなど9カ国と日本からの計30人だ。 インドからきたバークマンズ・ゴヴィンドラージ(13)はまだあどけないが、将来の目標は「首相になって政治腐敗と闘うこと」。 インドにあるチベット出身者の村で生まれたテンジン・イングセル(14)はチベットに行ったことがない。「中国が許
ここ1週間ほどの大きな話題はJeremy Lin。 シリコンバレーはPalo Alto出身で、ハーバード大学卒、台湾系NBA選手。ハーバード出身のNBA選手は60年ぶり、アジア系選手はNBA史上数名しかいない、というだけでも珍しい。 その上、大学進学時にはバスケ奨学金はもらえず、プロになるときはドラフトされず、やっと入ったチームもすぐにクビ、次のチームもクビ、なんと1年で2チームを首になり、3つ目もあと数日でクビになりそうだった、という見事な下積みキャリアであった。 ところが、先週になって突然大活躍しだし、連日NBAの記録に残る実績をあげ、Kobe Bryant属するLakersとの試合でも、Kobe Bryantより点を入れてチームを勝利に導く。NBA史上、ここまで無名な人がここまで急激に活躍することはかつてないっ、ありえないっ、ということで、ラストネームのLinとinsanityを掛け
<> 反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏が記事「興味深い新市長のあいさつ」(毎日新聞2月11日)で見事に対比して書いた2人の新市長(朴元淳ソウル市長と橋下徹大阪市長)について、私も「教育・子育て・若者支援政策」を中心に対比表にまとめてみた。朴元淳氏の政策については、先に紹介した記事と「朴元淳ソウル市長の公約(脇田試訳)」http://mayor.seoul.go.kr/promiseをもとにし、橋下徹市長については府知事時代の政策や大阪府教育基本条例案・市長就任後の府市統合本部での政策案も参考に作成した。 ■競争と差別を越えて創造的人材を育てる ・教育格差解消および教育福祉拡大のための条例制定 ・教育費を家計負担3%以内に緩和目標 ・放課後学校充実支援拡大 ・学習権条例制定(学生の諸権利保障) ・文化芸術教育支援 ・子どもや青少年は市内すべての文化施設は無料 ■公教育の革新を通した私教育
私がインターネットサービスを主な事業とするサイバーエージェントを立ち上げたのは、1998年のことである。現在はアメーバピグを中心としたAmeba事業が好調で収益の柱に成長しており、お陰様で「2011年 働きがいのある会社」の第6位にもランクインしている(グレート プレース トゥー ワーク調べ。前年は第7位)。 しかし、サイバーエージェントの歩みは決して平坦ではなかった。00年に東証マザーズに上場した直後にネットバブルが崩壊。先行投資がかさみ04年までは赤字の連続。業績の悪化に連れて社内の人間関係も悪化し、離職率が異様に高い状態が続いた。 このままではまずい。会社を根本的に変えなければ……。危機に際して私が参考にしたのは、日本的経営だった。即戦力を必要とするベンチャー企業は中途採用に頼りがちだが、日本の場合、優秀な人材のほとんどが新卒で就職を決めてしまう。一方で、中途の人材マーケットはそもそ
こんにちは、磯崎哲也です。2年前には、こんな質問が頻繁に出て来ることは想像だにしなかったのですが、昨今、セミナーの講師をした時によく頂くようになった質問として、以下のようなものがあります。 「私は学生で将来ベンチャーの起業を考えているんですが、学生からいきなり起業するべきでしょうか? それとも大企業などにまず一度は就職して、それから起業するべきでしょうか?」 みなさんなら、どう答えますか? 質問をした学生がどうかというよりも、この質問に対して何と答えるかで、回答者のほうの「器」が試されちゃうところがあるので、この質問は、素朴なようでいて、なかなか味わい深い質問だと思います。 回答例その1: 「まずはちゃんとした企業に就職して、社会人としての基本や仕事のノウハウを身につけた上で、それから起業を考えるべきだ。」 私も、ボーッとしてると、この答えがノドのところまで出かかりますが、そこをグッとこら
株式会社プロノバCEOであるヘッドハンター岡島悦子のブログです。経営のプロの現場で起きていることや、そこから見える兆候・潮流(トレンド) などを記しています。【ベンチャー経営者のお悩み】 アドバイザーをさせていただいているベンチャー企業の経営者などから、最近沢山の御相談をいただく。 「100年に一度の金融危機」の影響も大きく、VCから「今はとにかくCashを大事にしてください」と念を押されているという。こんな時代だから資金調達は大変ではあるし、ごもっともな意見である。 ただ、経営者の最大の悩みは、「このままでは縮小均衡に入ってしまうのではないか」というもの。 設備投資や広告はもちろん。人材の採用も凍結してしまうのでは、せっかくVCからリスクマネーを入れてもらって、加速度的にビジネスを広げようとしていたのに、経営資源を縛られたままでは、それも立ち行かない…。 【ベンチャー企業の採用
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