高校時代は一学年13クラスもあるという男子校で、彼とは毎年のクラス替えでも、3年間ずっと同じクラスだったという不思議な縁ある関係でした。今も変わらずに親交があるのですが、この本は間違いなく彼自身の執筆による実話です。ただ想像以上に文才があるのには正直驚きました。声優になってはいけないと言う彼からの重みのある?忠告にも納得です。大塚明夫ファンにはたまらない一冊になることと思いますし、声優という特異な世界を知りたい方にもお薦めです。彼は同性から見ても味のあるナイスガイです。その終始一貫とした信念と、彼にしかできない生き様は、多くの夢を諦め生きてきた我々には憧れの世界です。胸元にドカン!と来る一冊です。