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小中学生の読書感想文に、ネットのサイト「〜児童、そして生徒のための〜自由に使える読書感想文」からのコピペが増えており、中には市の読書感想文コンクールで上位に入ってしまったものまであって、先生たちが頭を抱えている‥‥というニュースを昨日やっていた。 このサイトは2004年からあるもので、学校提出に限り著作権フリー(パクリ、コピペOK)としており、パクリがバレた時の反省文の書き方にまでリンクが張られているという親切設計。去年の夏休みにはアクセスが65万件とかで話題になっていたので、ニュースで取り上げられるのも初めてではないだろう。 読書感想文を書くのが苦手な子は少なくないらしい。国語の時間に、書いたものを何度か添削してもらうという経緯があればまだしも、いきなり夏休みの宿題で出たら困る子は多いかもしれない。「自由に使える読書感想文」はそういう小中学生の悩みに応えるもの。これは使っちゃうわなぁと思
レポートコピペ問題の問題(大野左紀子さん) しかしいろいろ参照したとしても、最終的には「自分で考えて意見をまとめる」という基本的なことが教育できない、その重要性すら叩き込めないとしたら、単に教育者や教育システムの問題だけなのだろうか?という疑問は湧く。それは、「自分で考えて意見をまとめる」ことが本当に大切なことだとは、世間では思われていないということの現れではないか。 自分で考えることが大切なのではなく、そこはショートカットして自分で考えたかのように振る舞えることが(処世術として)大切、というふうになっているのではないか。それどころか、もしそれが他人の意見だとしても、少なくとも自分よりは頭が良さそうな人の意見に右に倣えで、何が悪いのかと。世の中そんなものではないかと。自分の意見なんかいったいどこで求められるんだ‥‥。 いやいや、堂々と「学生に『考えさせる』なんてくだらない」といっている(下
レポートコピペ問題の問題 ここには情報と知性との違いが如実に示されている。言うまでもなく知性とは「その人の思考の跡」に他ならず、情報とはコピペされたものである。そんなものは別の知性すなわち「こんな難解な単語やカッコつけた言い回し知らないでしょ?これ本当に意味わかって書いてるか?」によって簡単に喝破される。もしもそれが出来ないのであれば教師の側の知性が疑われることになる。 しかしいろいろ参照したとしても、最終的には「自分で考えて意見をまとめる」という基本的なことが教育できない、その重要性すら叩き込めないとしたら、単に教育者や教育システムの問題だけなのだろうか?という疑問は湧く。それは、「自分で考えて意見をまとめる」ことが本当に大切なことだとは、世間では思われていないということの現れではないか。 まさしく「世間では思われていない」。受け売りの知識を開陳して顧客の関心を買う営業マンやらコンサルは
学生の期末レポートの質が低くて困惑している先生の日記を読んだ。 レポート採点 ジェンダーの基礎知識については、そこらのジェンダー入門書を一冊読めばだいたい足りるので、最小限に止めている。それより何かを見聞きして自分の考えを自分の言葉で書いてまとめるトレーニングをした方が、学生のためになると思っている。 具体的に、どのようなトレーニングを課してきたのか、疑問に思った。 教育技術の初歩を適用するならば、まず例題を提示し、続いて標準的な解き方と、そのポイントを紹介、最後に練習問題に取り組む、という流れ。数学でも小論文でも同じ。学生時代、私は個人的な趣味として、弟が投げ出した進研ゼミの小論文講座に取り組んだが、やっぱり例題+考え方+練習問題の3点セットだった。 数学の問題に様々な解法があるように、小論文だって、唯一の模範的な構成など(通常は)ありえない。けれども、だからといって「主な考え方の枠組み
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