ブックマーク / nazology.net (67)

  • 転がるとき”全ての表面が地面に接する”不思議な幾何学立体「オロイド」 - ナゾロジー

    尖っているのにスムーズに転がる物体「オロイド」幾何学物体「オロイド」 / Credit:Matter Collection(Kickstarter)_The Mega Oloid: Geometric perfection into a colossal artwork(2022)オロイドとは、ドイツの彫刻家または数学者だったパウル・シャッツ氏によって、1929年に発見された幾何学的な物体です。 通常の生活ではめったに見かけない不思議な形をしていますが、構造自体は非常にシンプルです。 オロイド構造は、同じ大きさの円盤2つで成り立っています。 オロイド構造。2つの円が直交している / Credit:Thinkingarena(Wikipedia)_Oloid半径が等しい2つの円盤が直交しており、それぞれの円の中心がもう一方の円の外周と重なるよう設計されているのです。 あとは円盤のふちから円盤

    転がるとき”全ての表面が地面に接する”不思議な幾何学立体「オロイド」 - ナゾロジー
  • 自己複製可能な世界初の生きている機械「ゼノボットMk3」を開発 - ナゾロジー

    生きている機械「ゼノボット」に自己複製能力が加わったようです。 米国タフツ大学(TU)とバーモント大学(UVM)で行われた研究によれば、カエルの細胞から作られた、生きている機械「ゼノボット」に自己複製能力が確認された、とのこと。 初期型の歩行能力があるゼノボットMk1、自律的に形態変化して遊泳するMk2に続き、Mk3ではついに効率的な自己複製能力が獲得されたようです。 生体機械技術の最先端では、いったい何が起きているのでしょうか? 研究内容の詳細は『PNAS』にて公開されています。

    自己複製可能な世界初の生きている機械「ゼノボットMk3」を開発 - ナゾロジー
  • 「光の速度が低下する」ありえない世界を表現したゲームが開発される - ナゾロジー

    私たちは、光を使って世界を見ています。 そのため、人間が光の速度に近づいて動いた場合、世界の見え方にはいろいろと奇妙なことが起こります。 光のドップラー効果で色彩が変化したり、空間や時間が歪んで見えるようになるのです。 ただ光は宇宙でもっとも速い存在のため、人間がそれを知覚できる状況は普通ありえません。 そこで、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)の研究チームは、こうした物理学者の思考実験の世界を実際体験するために、光の速度が低下する世界を表現したゲームを開発しました。 光の速度が低下していったとき、世界は一体どのように見えるのでしょうか?

    「光の速度が低下する」ありえない世界を表現したゲームが開発される - ナゾロジー
  • 正露丸で実際「寄生虫アニサキス」が死んでいることを世界で初めて確認! 特効薬となるか!? - ナゾロジー

    ラッパのマークの正露丸というと、日では広く知られている一般的な胃腸薬ですが、これが実は世界初のアニサキス特効薬となる可能性が濃厚になってきました。 もともと正露丸がアニサキスの活動を抑制するという報告はありましたが、ネット上では専門家による否定的な意見も多く、実際の効果は不明確でした。 高知大学理工学部の研究グループは、正露丸がアニサキスに対する殺虫効果を持つのかどうかを、細胞の生死判定を行うトリパンブルー染色液を使って調査。 結果、正露丸を溶かした液は実際にアニサキスを殺していて、胃液でも分解できる状態にしていることがわかりました。 これは現在殺虫方法がないとされていたアニサキスに対する世界初の特効薬が、実は既に存在していた可能性があるという驚きの事実です。 研究の詳細は、『Open Journal of Pharmacology and Pharmacotherapeutics』へ7

    正露丸で実際「寄生虫アニサキス」が死んでいることを世界で初めて確認! 特効薬となるか!? - ナゾロジー
  • 自閉症の子どもたちを救う「マインクラフト」の世界、ゲームがもたらす良い影響 - ナゾロジー

    「マインクラフト」はレゴのようにブロックを配置して、建物やオブジェを作りそこで冒険できる極めて自由度の高い人気ゲームです。 そしてこのゲームはただブロック遊びをするだけでなく、コミュニティを作って大勢の人と交流して遊ぶこともできます。 さらにこのオンラインゲームは、何千人もの自閉症の子どもたちにとっても社会的スキルを学ぶ重要な場として活躍しているのです。 社会とのつながりをうまく保てない子どもたちを救う「マインクラフト」は、彼らに対しどのように機能しているのでしょうか? このテーマは、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)のケイト・リングランド(Kate Ringland)氏が、2016年に開かれた『Human Factors in Computing conference』などの学会で発表されています。

    自閉症の子どもたちを救う「マインクラフト」の世界、ゲームがもたらす良い影響 - ナゾロジー
  • 熱帯魚のシマシマ模様「チューリング・パターン」が原子の世界にも現れていた - ナゾロジー

    熱帯魚の縞模様は「チューリング・パターン」と呼ばれる一定の法則で形成されます。 そして最近、国立大学法人 電気通信大学大学院 情報理工学研究科基盤理工学専攻の伏屋 雄紀(ふせや ゆうき)准教ら研究チームは、ビスマス(元素記号:Bi)の原子層に現れる模様もチューリング・パターンだと解明しました。 生物に見られる自然界の法則は、原子スケールの固体物理学にも当てはまっていたのです。 研究の詳細は、7月8日付の科学誌『Nature Physics』に掲載されました。 Scientists prove Turing patterns manifest at nanoscale https://phys.org/news/2021-07-scientists-turing-patterns-manifest-nanoscale.html 【ニュースリリース】原子膜とかけて熱帯魚と解く。そのココロは・・

    熱帯魚のシマシマ模様「チューリング・パターン」が原子の世界にも現れていた - ナゾロジー
    oilfish
    oilfish 2021/07/14
    世界の理のひとつなんでしょうな
  • ホーキング定理が50年を経て実証される「ブラックホール合体後に表面積増大」 - ナゾロジー

    宇宙でも非常に特殊な天体ブラックホール。 ブラックホールは観測が難しいですが、理論物理学者たちのインスピレーションの源泉ともなっていて、その性質についてさまざま予想が発表されています。 その中でも有名なものが、ホーキングとベッケンシュタインが予想した「ブラックホールはエントロピーを持っていて、それはブラックホールの表面積に保存されている」というものです。 この理論は2つのブラックホールが合体した場合、その表面積が元の2つのブラックホールの和より大きくなるということを予想していましたが、これを確認することは極めて困難だと考えられていました。 しかし、7月1日に科学雑誌『Physical Review Letters』に発表された新しい研究は、重力波観測の分析からホーキング・ベッケンシュタインの予想が事実であったことを確認したと報告しています。 すでに何をいっているのかわけがわからないという人

    ホーキング定理が50年を経て実証される「ブラックホール合体後に表面積増大」 - ナゾロジー
  • 受精のときの花火「亜鉛スパーク」は3億年前から起きていた - ナゾロジー

    受精卵は金属イオンを放出します。 6月21日にノースウェスタン大学の研究者たちにより『Nature Chemistry』に掲載された論文によれば、人間や牛など哺乳類において確認されていた、受精直後の受精卵からの「亜鉛の放出現象(亜鉛スパーク)」がカエルでも確認されたとのこと。 人間とカエルが共通の先祖から枝分かれしたのは3億年ほど前のことです。 この亜鉛スパークは歴史的にも受精卵にとって極めて重要なステップだそう。 生命への第一歩である受精が、なぜ無機質な金属によって制御されているのでしょうか?

    受精のときの花火「亜鉛スパーク」は3億年前から起きていた - ナゾロジー
  • 天才発明家ニコラ・テスラが生み出した「水を制御するテスラバルブ」に新機能が見つかる - ナゾロジー

    エジソンと電力戦争を繰り広げたことでも有名な科学者ニコラ・テスラ。 彼は100年前に、可動部品を利用せずに形状だけで流体の方向を制御する独創的なバルブの特許を取得しています。 ニューヨーク大学の研究チームは、これまで格的な研究がされていなかった、この通称「テスラバルブ」の流体力学を徹底調査し、これまで知られていなかった新しい機能や現代でも通用する有用性を明らかにしたと報告しています。 天才テスラの発想は、100年を経てもまだ完全に理解されていなかったのかもしれません。 この研究の詳細は、科学雑誌『Nature Communications』で5月17日に公開されています。

    天才発明家ニコラ・テスラが生み出した「水を制御するテスラバルブ」に新機能が見つかる - ナゾロジー
  • ついに虚数を観測することに成功! - ナゾロジー

    虚数の測定に成功したようです。 3月1日に『Physical Review Letters』(理論パート)と『Physical Review A』(実験パート)に掲載された論文によれば、量子の世界において虚数で表現される部分が、粒子の状態において決定的な役割を果たすことが示されました。 具体的には、もつれ状態にあり、かつ実数部分の情報が同じで見分けがつかない光子のペアを、虚数部分の情報を元に見分けたのです。 何を言っているのかわからないと思いますし、にわかには信じがたい内容ですが、論文が掲載された『Physical Review』は物理学では最も権威がある科学雑誌であり、信ぴょう性は高いと言えます。 しかし、いったいどんな方法で、虚数は観測されたのでしょうか?

    ついに虚数を観測することに成功! - ナゾロジー
  • 日本の小学生が大発見!外来植物によりカブトムシが「昼行性」になると明らかに - ナゾロジー

    カブトムシは夜行性の昆虫です。 夜中にカブトムシを捕まえに行ったことのある方も多いでしょう。 しかし、外来植物に注目すれば、昼でも簡単に捕まえられるかもしれません。 埼玉県杉戸町の柴田さん(6年生)は、独自の調査で、外来植物のシマトネリコに集まるカブトムシが昼間も活動を続けることを発見しました。 共同で研究を発表した山口大学の小島渉氏は「カブトムシが夜行性であるという常識を覆す重要な発見」と述べています。 研究は、4月13日付けで『Ecology』に掲載されました。

    日本の小学生が大発見!外来植物によりカブトムシが「昼行性」になると明らかに - ナゾロジー
  • プラスチックを食べられるキノコたち。環境問題の救世主となるか - ナゾロジー

    1950年代にプラスチックの大量生産が始まって以来、人類が生み出したプラスチックは90億トンに達します。 プラスチックには分解されるまでに400年以上かかるものもあり、ゴミとして溜まっていく一方です。 海や川に流出したものは魚たちがべてしまい、さらにその魚をべる人間の体内にもマイクロプラスチックが見つかり始めています。 このままでは地球がプラスチックまみれになってしまうかもしれません。 その中で今、専門家らが救世主として注目しているのが「キノコ」です。

    プラスチックを食べられるキノコたち。環境問題の救世主となるか - ナゾロジー
    oilfish
    oilfish 2021/04/16
  • これが本当の天の川の姿か。 作成に12年もかかった「天の川のパノラマ画像」が公開される - ナゾロジー

    「ではみなさんは、そういうふうに川だと言われたり、 乳の流れたあとだと言われたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」 宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」の冒頭は、そんな問いかけから始まります。 当然、私たちはそれが星の集まりだと知っています。しかし、当に私たちはその姿を知っているのでしょうか? フィンランドの天体写真家メッツァヴァイニオ(JP Metsavainio)氏は、12年もの歳月をかけて、天の川全体のパノラマ画像を作成し、自身のブログページで公開しています。 詳細な画像で見る天の川は、単なる星の集まりという想像からは、だいぶかけ離れた姿をしているようです。

    これが本当の天の川の姿か。 作成に12年もかかった「天の川のパノラマ画像」が公開される - ナゾロジー
    oilfish
    oilfish 2021/03/27
  • あらゆるアレルギーや自己免疫疾患を抑えるタンパク質を発見 - ナゾロジー

    あらゆるアレルギーや自己免疫疾患を抑えるタンパク質「ニューリチン」アレルギーや自己免疫疾患は体にとって害になる抗体のせい / Credit:Canva免疫はわたしたちの体を守る重要な仕組みですが、時に誤作動を起こし「ポンコツ化」します。 その結果、花粉やそば粉のような無害な物質に過剰反応してしまう「アレルギー」や、自分の体を敵と認識して(裏切って)攻撃してしまう「リュウマチ」などの自己免疫疾患を引き起こし、私たちを苦しめます。 ですが残念ながら現代の医学では、これら免疫の誤作動(過剰反応や裏切り)を根絶する方法はみつかっていません。 病原菌やウイルスを外部からの侵略者だとするならば、免疫の誤作動は侵略者と戦うはずだった防衛軍が内乱を起こしている状態です。 解決するには正常な免疫能力を奪わないまま、問題を起こしている免疫だけを狙い撃ちする必要があります。 ですが、そのような都合のいい方法は簡

    あらゆるアレルギーや自己免疫疾患を抑えるタンパク質を発見 - ナゾロジー
    oilfish
    oilfish 2021/03/18
    ほんまかいな
  • ゴースト植物「フェアリーランタン」の新種を発見! 菌類から栄養素を盗む能力をもつ - ナゾロジー

    ゴーストのように神出鬼没な植物の新種がマレーシアで発見されました。 Thismia属というこの植物群は、別名・フェアリーランタンとも呼ばれる寄生性の植物です。 その多くはなぜか人に発見されると忽然と姿を消し、二度と現れないこともあれば、数十年後にポッと出現することもあります。 今回見つかった新種は、他のフェアリーランタンとは異なる一風変わった姿をしていました。 研究は、2月18日付けで『PhytoKeys』に掲載されています。

    ゴースト植物「フェアリーランタン」の新種を発見! 菌類から栄養素を盗む能力をもつ - ナゾロジー
    oilfish
    oilfish 2021/03/10
  • 半分がオス、半分がメスの小鳥を発見!「百万羽につき1羽」の激レア個体(アメリカ) - ナゾロジー

    「一生に一度、見れるか見れないか」の希少な個体!鳥類学者のジェイミー・ヒル氏(69)は、ペンシルバニア州ウォーレン郡在住の知人から「珍しい鳥が頻繁にやってくる」という連絡を受け、現場を訪問。 そこで知人の言う通り、右半身が赤色、左半身が褐色の見たこともない小鳥が発見されました。 すぐにショウジョウコウカンチョウと判別できたのですが、種は普通、オスが鮮やかな赤色、メスが淡い褐色の体色をしています。 今回の小鳥は、その色が半分ずつであり、希少な雌雄モザイク個体であることが分かります。 ヒル氏は「雌雄モザイクの鳥は、百万羽につき1羽、つまり一生に一度見れるか見れないかの確率」と言います。 右半身が赤色(オス)、左半身が褐色(メス) / Credit: bbc 鳥類の雌雄モザイクは、卵細胞が「2つの核をもつ」という異常な状態で、精子がそれぞれに同時受精することで生じます。 鳥類の性染色体は、オス

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    oilfish
    oilfish 2021/02/26
  • 光をあてると浮遊する不思議ディスクが開発される 電池もプロペラもいらない!? - ナゾロジー

    SFが現実になり、人類初の光駆動浮揚システムが開発されました。 2月12日に『Science Advances』に掲載された論文によれば、光を浮力に変換して重力圏内を飛行するディスクが開発されたとのこと。 信じがたい話ですが、論文が掲載された雑誌は権威のある『Science』系列であり、信ぴょう性は確かなようです。 しかし、いったいどんな仕組みで光を浮力に変えているのでしょうか?

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    oilfish
    oilfish 2021/02/17
  • ガラスは水に浸せばハサミで切れる!?自宅でも試せる「ケモメカニカル効果」とは? - ナゾロジー

    空気中でガラスにハサミを入れると、当然ながら大きな音を立ててパリンと割れてしまいます。 では水中ならどうでしょう。 実は水に浸した状態だと、ガラスを好きな形にハサミでカットすることができるのです。 ちなみにこの不思議な現象は、2017年に放送されたテレビアニメ『名探偵コナン』第862話にトリックとして使用されているとのこと。 一体なぜそんなことができるのでしょうか。

    ガラスは水に浸せばハサミで切れる!?自宅でも試せる「ケモメカニカル効果」とは? - ナゾロジー
  • 猛毒植物ギンピ・ギンピから新たな神経毒を発見 - ナゾロジー

    オーストラリアに自生する「ギンピ・ギンピ」と呼ばれる植物は「刺す木」として有名で、その刺が刺さると「死ぬほど痛い」といわれています。 しかしその強力な神経毒の正体ははっきりと解明されていないため、治療も難しく恐れられてきました。 そんな中、オーストラリア・クイーンズランド大学ブリスベン校のエドワード・ギルディング氏ら研究チームが9月16日付けの科学雑誌「Science Advances」に、その痛みの原因がこれまでに知られていなかったペプチドグループ「ギンピタイド(gympietide)」にあると発表したのです。 このギンピタイドは感覚ニューロンを恒久的に変化させるため、長期にわたり痛みを与え続けます。

    猛毒植物ギンピ・ギンピから新たな神経毒を発見 - ナゾロジー
    oilfish
    oilfish 2020/09/21
  • 宇宙にある「金」はどこからやってきたのか?元素の起源が覆った可能性あり - ナゾロジー

    金やプラチナはなぜ効果な貴重品なのでしょう? それは金が星の核融合では作られない重い元素だからです。このため宇宙のどこに行っても金は珍しい存在です。 では、そんな重い元素はどこで生まれているのでしょうか。 これまで、その主な起源は中性子星の衝突だと考えられてきました。 しかし、9月15日付けで科学雑誌『The Astrophysical Journal』に掲載された研究は、中性子星衝突の発生頻度では、現在の宇宙が持つ金の推定量を作り出すことはできないと報告しています。 一体、金は宇宙のどこでうまれているのでしょうか?

    宇宙にある「金」はどこからやってきたのか?元素の起源が覆った可能性あり - ナゾロジー