ワクチンを2回接種した人が新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」に感染するリスクは、接種していない人と比べて2分の1程度に低下すると考えられるという。 英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが主導し、英国内の感染状況についてモニタリングする「REACT1プログラム」が公表した新たな調査結果(査読前)によると、PCR検査で陽性と判定された9万8000以上の検体(6月24日~7月12日に採取)を分析したところ、このうち接種を完了していた人の検体の数は、未接種の人の3分の1だった。 また、感染者の濃厚接触者になった場合に感染する可能性があるのは、接種を完了した人の場合は26人に1人とみられる一方、ワクチン未接種の場合、13人に1人と考えられるという。 その他、この研究結果では、接種を完了した後に感染した人は、未接種の人に比べて重症化する可能性が低く、検体に含まれるウイルス量も少なくなると