智に働けば角が立つ情に棹させば流されると言われるように、実際、人生でも、仕事でも「あちらを立てればこちらが立たず」になってしまう問題がつねに発生し、なにかの決断がもとめられものです。トレードオフの関係といわれています。 AかBのいずれかを選択するか、いずれも保留して決定のテーブルから外すかですが、もうひとつの決定の戦略があります。新たなCという選択肢を考えだしてそれを選ぶことです。 案外、それが大切じゃないかと思うのですね。 それは、第一に最初に見えてくるAとかBとかの選択肢は、本質的でないことが多いからです。それに世の中はもっと複雑な世界で、AかBかの選択しか思いつけないとか、場合によって結論も変わることを想像できない時点でもうアウトじゃないかと感じます。