2021年3月13日 11時15分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 「神の手」と評される天野篤医師が「突破力」のある若手が減ったと指摘した 豊かな時代になり、医学部の学生はそれほど貧しい家の人ではなくなったそう 患者への貢献より、権利を重視したり自己主張したりする医師が増えたという 「上皇陛下の執刀医」として知られ、その手技から「神の手」とも評される天野篤医師が3月末をもっての医学部教授として定年を迎える。これからも心臓手術の現場でメスをふるい続けるという天野医師だが、界へ、また、若き者たちへどうしても伝えたいことがあるという。近著『天職』に綴った率直な心情を特別公開する──。(第2回/全2回)※本稿は、天野篤『天職』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 ■教授退任セレモニーを断ったワケ3月末、私は医学部教授としての定年を迎えます。2002年か