IT業界といえば、一部の大手企業を除いて、長時間労働や低賃金労働の「ブラック業界」の代名詞とされてきました。しかし、成長著しいIT業界なのに、なぜブラック化してしまうのか? IT業界向けのPRプラットフォーム「テックストーリー」を運営するウィルソア株式会社、小井戸浩代表取締役に教えてもらいましょう。 現在のIT業界の市場規模はおよそ12兆円と非常に大きな産業となっており、そこで働く人は100万人と言われています。米国の調査会社であるガートナーは、2020年には企業内のあらゆる予算がIT関連になると予測しています。 しかし、この市場規模が、逆に仇になっています。 昨年に経済産業省が発表したデータによると、ITニーズは今後も拡大する一方で人材は危機的に不足しており、2020年には37万人、2030年には79万人もの人材が不足すると警告しています。 この一因には就業人口の減少に加えて、コンピュー