情報システムを利用するに当たり、自社管理下にある設備に機材を設置し、ソフトウェアを配備・運用する形態のこと。 オフコンが普及する1980年代、PCサーバが一般化する1990年代以降、システム導入といえばハードウェアを自前で調達し、委託開発したソフトウェアをインストールして利用する形態が多くなった。これはごく一般的なシステム構築・運用スタイルで、従来は特別な呼称はなかった※。 2007年ごろになり、クラウド/SaaSがユーザーに受け入れらるようになると、従来の自社保有型スタイルを区別する必要が出てきたことから、「オンプレミス」という呼び名が使われるようになった。 英語のon-premiseとは「構内で」「店内で」(テイクアウトではない)の意味だが、ITの世界では「オンデマンド」の対語である。音が「オン~」で似ていることから選ばれたようだ。 主にソフトウェア・ベンダがクラウド/SaaS戦略を推