そして、そこから浮かび上がってくるのは、(5)日本メディアが誤報を繰り返してきたという事実。というのも、国防部による3回の会見で発表された公式見解に基づくかぎり、韓国側のスタンスは一度もぶれることなく一貫している。韓国側の説明が二転三転してきたという日本の報道はすべて誤報。
韓国艦の積んでいるレーダー 「クァンゲト・デワン」駆逐艦 (以下「韓国艦」)に限らず、ミサイルや火砲を備えた艦艇が積んでいるレーダーは、「捜索レーダー」と「火器管制レーダー」に大きく分けられます。 航海中に常用されるのが「捜索レーダー」で、自艦の周囲360度を照射して安全を確認しています。よく知りませんが、雲の位置や量などの気象情報や、他の艦船、航空機の位置、電波灯台の位置など、いろんな航海用情報を探知するのに使っているはずです。 一方、問題の「火器管制レーダー」は武器の照準や誘導に使うためのレーダーです。捜索レーダーとは違い、周囲360度を探すものではありませんから、電波のビーム幅は狭く、目標位置や距離を正確につかめるようになっています。 「捜索用レーダー」と「火器管制レーダー」の外観や動作イメージについては、ちょうど防衛省が公表した資料に図が載っていますので、下に転載します。 http
防衛省による発表 防衛省による第一報は2018年12月21日付で、内容は次のとおりです。 12月20日(木)午後3時頃、能登半島沖において、韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から、海上自衛隊第4航空群所属P-1(厚木)が、火器管制レーダーを照射された。 http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/21g.html これを受けて、韓国政府は「火器管制レーダー照射をしたことはない」という見解を表明し、日韓政府がまったく異なる事実認識を持っていることが、日本のメディアで報じられました。 韓国政府が「照射していない」と述べたことに対して、防衛省はすぐさま翌22日付で以下のようなコメントを発し、あくまで「火器管制レーダーの照射があった」と判断していることを強調、強い抗議の意思を示しています。 (略) 海自哨戒機の機材が収集したデータについて、慎重かつ詳細な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く