親の世代の常識も協調性もいらない 具体的に、どう動きだせばいいかわからない、何をやればいいのかわからないという若い人の意見をよく聞く。思うに、みんな体験の絶対量が少なすぎるのではないか。 たとえば高校の文化祭で、模擬店をみんなでやって、商売の楽しさに気づいたり。部活で部長を任されたら、コーチングに興味を持ったり。普通の学校生活のなかにも、体験のチャンスはいくらでもある。なのに多くの学生は、体験しようとしない。 豊かな体験ができていたら、面白いことに向かって、身体が勝手に動きだすはずだ。 日本は、親が子どもの体験をコントロールしすぎているのかもしれない。子どものために体験を制御するのが、いいことだと決めこんでいる。 自分が高卒だから、子どもには大学に行かせたいとか、塾に行かせるために遊びを禁止したりとか。大学に行けば安泰というワケの分からない信仰が、親世代には根づいている。 親の常識とか、先