一昔…と申しますか、二昔くらいは軽く前のことでしょうか。私が小学生~中学生にかけましての頃、‘美少年’というお言葉が大流行したことがありました。元々は漫画家・竹宮惠子女史の『風と木の詩』が火付け役となりまして、当時の乙女達(私含む♪)は異国の美しき架空の少年達に、只ならぬ憧憬を抱いていたのです。斯様なまでに麗しき異性なぞ、映画『ベニスに死す』のビョルン・アンドレセン様以外は、この世界に存在しないと頭では分りながらも… 殿方が股の間にグロテスクなイチモツをぶら下げなさった、毛深くて脂性で人前で平気でオナラなぞしましょう生物であります現実から、何としても逃れたくての一心で。そんな殿方は御自身様のお父様だけで、結構毛だらけ猫灰だらけ豚のおケツは糞だらけっ!お父様の男っぷりが悪ければ悪いほど、乙女達は‘美少年’の世界へと逃避せずにいられなかったのでしょう。 我家の場合は、特に!そうでした… 私のお