ここにきて、人生におけるマストアイテムのひとつにコーヒーが加わりました。高校生のころに「放課後にすすきのミスドで耐久九時間、アメリカンコーヒーを七杯おかわりしたあとに帰宅して食べた焼鮭が弱っていた胃に直撃して一週間ずっとじんましんが出た」という目にが遭ってから、どうもわたしはコーヒーが苦手だった。大人になって勤めに出るようになり、とくに「営業職」が客先できょうの天気の話と一緒にいただくものといえばコーヒーなわけで、カップの底が見えちゃうくらいにうっすいコーヒーでも、わたしは苦い顔をしてのんでいた。コーヒーと牛乳のハーフ&ハーフ、つまりカフェオレの域をこえてコーヒー牛乳にならないとのめなかった。 それが、コーヒーがおいしいなあ、と思うようになったのはここ数年のこと。喫茶店やカフェで頼むものは、いつもホットコーヒーになった。 ここさいきん出会ったコーヒーを極私的なひいき気分でご紹介。 ある土曜