映画『万引き家族』を先行上映で見て来ました。ネット上で(まだ公開前でほぼ作品を見れない状況であるにもかかわらず)賛否がかまびすしかったのでどうなのかなあと思っていたのですが、なるほど、これはまあ傑作かと。 少なくともいままで見たことがある是枝監督の映画のなかではいちばん良い。 ほんのささいなきっかけから家族を構成するにいたった人間たちそれぞれの愛情、優しさ、だらしなさ、薄汚さが見事に描けていて、非常に感動的。 いっしょに見に行った友人は「自分の実家そのままで苦しかった」といっていましたけれど、まあ、そう思う人もいるだろうな、と思うくらいリアルな作り込み。 日本の貧困家庭のひとつの形を見せられたように思いました。ただ、この作品に関して「万引きせざるを得ないほど追いつめられた貧困家庭を描いている」という認識の意見が散見されますが、これは端的に事実ではないと思います。 いや、そこまでどうしようも
![『幸色のワンルーム』はほんとうに否定されるべきセカンドレイプなのか。|海燕(ライター)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b3d44dc82017cb486a0702ac45366ddaa7afeedb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F111168871%2Fprofile_926e1650b31014777c5ced8f2bf73a0a.png%3Ffit%3Dbounds%26format%3Djpeg%26quality%3D85%26width%3D330)