三井生命保険は日本IBMへの保険事務の委託契約を見直した。2004年4月から10年・370億円で結んでいたBTOサービスの契約を2009年3月末でいったん終了する。日本IBMと合弁で設立した事務代行会社NBCカスタマー・サービスは3月末で解散し、今後は三井生命本体が保険事務を処理する体制に変更する。「合弁会社で実行するよりも、きめ細かやで迅速なお客様対応ができる」(広報)と判断した。新たに日本IBMとの間で2017年までの業務委託契約を結ぶが、その対象業務はITや人材育成などの「BPM(ビジネスプロセスマネジメント)推進」。新しい契約の規模は非公開だが、これまでの事務委託契約よりもかなり小さくなりそうだ。 日本IBMは2003年から事務・システム一体型の請負サービス「BTO(ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング)」を提唱。戦略アウトソーシングに続く新しい収益源として、国内の
![三井生命が日本IBMへのBTO契約を見直し](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)