ジョン・セイルズ監督 映画『エイトメン・アウト』や『希望の街』などで知られるニューヨークのインディーズを代表するジョン・セイルズ監督が、新作『アミーゴ(原題) / Amigo』について語った。 同作は、1900年代のフィリピンを舞台に、当時同国を占領していたスペインからの独立を図ろうとしていたフィリピンの援助をする名目で、スペインを破った米国だったが、パリ条約において2,000万ドルでフィリピンを購入し、フィリピンを植民地化していくまでの過程を描いたジョン・セイルズ監督の意欲作。 今回、フィリピンを舞台にした映画を製作しようと思った経緯についてジョンは「米比戦争を知ったのは、僕が『ロス・グサノス(原題) / Los Gusanos』というキューバと米国の歴史にかかわった小説を執筆していたとき、そのリサーチで過去の戦争について調べていた際に初めて知ったんだ。僕はその当時は30代後半で、フィリ