教師やPTAといった、大人からの攻撃が激しくなるのと逆に、読者である子供の読者からのファンレターは、どんどん増える一方だった。「もっとやってください!」「大人はズルイ! がんばれ!」というものや、中には「大人は自分でエッチなことしているのを、僕らは知っているぞ!」というものもあった。この山のように来るファンレターが、僕にとって何よりの励みとなった。 ある日、あるマスコミが、僕の担当編集者に『ハレンチ学園』についてのコメントを求めてきた。すると彼は、こう喋った。「あれはマンガ家が勝手にやったことで、編集部が狙ってやっているわけじゃない」。この編集者のコメントを知った時、さすがに僕は完全に頭にきた。「やろうやろうって言ったのは、あんたじゃないか!」。彼としては、僕がどのくらいの覚悟で作品を描いているか、知らなかったのだろう。でも、最大の味方であるはずの、担当編集者のこのコメントには、大きく裏切