日本介護クラフトユニオンが、組合員を対象とした2015年度の意識調査結果を発表しています。ニュースでは、「低賃金」が働く上での不満に集中している点や、メンタルヘルスの不調を訴える職員が目立つ点を中心に取り上げました。ここでは、調査結果から浮かぶ「もう1つの構造的な問題」を取り上げます。 関連記事:介護プロフェッショナルキャリア段位制度を活性化させるためには 関連記事:教科書表記への抗議で考えたいこと 関連記事:僕が介護現場で働きながら大学で学ぶ選択をしたきっかけ - 「ミライ塾」塾生体験記 vol.1 利用者に対する「適切なサービス」への不安 まず、「働く上での不安」を尋ねた項目ですが、圧倒的に多いのが「自分の将来のことが不安である」(月給制組合員で52.8%)という回答です。そして、次に多いのが「利用者に適切なサービスができているか不安になる」(月給制組合員で38.3%)というもの。先の