「そうよ……私達薔薇乙女の体は…ひとつひとつが生命の糸で繋がっている…」 「誰かはそれを…」 「絆とも呼ぶのよッ」 アニメ『ローゼンメイデン』シリーズの新作『ローゼンメイデン・オーベルテューレ』の放送が12月23日、24日と間近に迫ってきましたが、放送局がBS-鄯というのがなんとも。ドールの可愛らしさと物語の残酷さ、この両者の緊張感が素敵な作品だけに、何だかんだいって楽しみです。 それはさておき、人形といえばこんな伝説を思い出します。 「フランスの偉大な哲学者デカルトは、溺愛していた娘フランシーヌを病で亡くした後、それとそっくりの少女人形をいつも抱えていました。人形に向けて話しかけたり、身の回りの世話を焼いたりと、生きている人間と同じように扱いました。 あるとき、デカルトの乗っていた船が嵐にあい、沈没しそうになりました。船長は、これはあの哲学者がもっている少女人形の呪いに違いないと思い、フ