「Angular v2は事前コンパイルすることができる」ということを聞いても何のことだろうと思ってしまう。何故このように事前コンパイルする必要があるかというと「開発したAngular2アプリケーションをより効率の良いもの」にするためです。この「効率」というものを具体的にコードを書いて見ます。サンプルコードはAngular2チュートリアルを使っています。 事前コンパイルはngcコマンドで行いますが、そのモジュールが@angular/compiler-cliから提供されます。これにtsconfig.aot.jsonというファイルを追加することと、package.jsonに"ngc": "ngc -p ./tsconfig.aot.json",というスクリプトを定義すること、そしてbootstrapを定義しているmain.tsに対してAoT(Ahead-of-Time)ファイルmain.aot.