黒い色の正体はイカスミ。ルーの上には、十和田湖高原ポーク「桃豚」のヒレカツがのり、金箔が散らしてある。金箔を使っているのは見た目の美しさに加え、黒鉱自体に金が混ざっているので、それを目に見える形で表現したらしい。 カレー本体のインパクトも強いが、見逃せないのがカトラリーボックスだ。 とくに説明もなく、サッと出されたカトラリーボックスだが、よく見るとスプーンやフォーク、おしぼりなどと一緒に、歯ブラシが入っている。「TOOTH BRUSH(歯ブラシ)」の文字を見なければ、おしぼりと間違えそうだ。 黒いカレーの味は? 歯ブラシの存在が気になるが、まずはカレーを食べてみる。甘すぎず、辛すぎず、絶妙な味わいだ。最初は口の中に甘味と旨みが広がり、後から辛さがピリッとくる。食感は少しねっとりしていて、色が黒いせいもあって海苔の佃煮のような感じ。イカスミの風味はとくに感じなかった。カツとの組み合わせも抜群