数々のビジネスリーダーやクリエイターに、その行動力の源や過去の転機などを伺い、まとめている本連載。お話を聞く中で感じたのは、自分らしく生き、自分らしく働くことの大切さ。さらには取材を重ねていくごとに、「どの土地で働くか」も重要なポイントであることがわかってきました。都会で生きるのか、地方に移住するのか、または都会と地方との「二拠点生活」をすべきなのか。 もちろん考え方によって答えは変わってくるでしょうが、ひとつのヒントになりそうなのが、連載第13回の取材相手である武田昌大さんの働き方です。秋田県北秋田市鷹巣町で生まれ育った29歳。秋田の若手農家を支援するプロジェクト「トラ男」のプロデューサーで、現在は自身の会社であるkedama inc.の代表取締役社長を務めています。一度は東京に拠点を移したものの、久しぶりに帰郷したあるとき、見慣れた町の変貌ぶりを目にします。そこで感じたショックが、人生