AlphaFold2の有識者による座談会がtwitterのスペースで行われた。これは、7/22(水)のハッシュダグ#AF2zadankai #Alphafold座談会 をまとめたものになります。 @Ag_smith さんを中心に、5人のスピーカーが背景となる研究内容から、AlphaFold2の大まかな仕様、実用性について解説などがあった。参加者は最大700名を超え、AlphaFold2の革新性と注目度が窺える。 今後は、discordなどを通じてAlphaFold2に関する意見交換を行なっていくそうなので、興味のある方はご参加ください。 AlphaFold2解体新書: https://www.af2anatomia.jp/ @tonets さんのCASP14のまとめ: https://togetter.com/li/1630461
AI(人工知能)が暮らしの隅々に浸透している。レストランに入れば「いらっしゃいませ」と出迎えてくれるのは人型ロボット、ペッパーだ。自宅ではAIスピーカーが音楽の再生から、照明の操作まで様々な指示に従ってくれる。だが人間の従順なしもべだと思っていた身近なAIたちが、ある日突然反乱を起こしたら……。 そんな終末的な未来を真剣に危惧する著名人が増えている。代表的なのが「車椅子の天才」と呼ばれた英国の宇宙物理学者、故スティーブン・ホーキング博士や、米テスラや米スペースXを経営するイーロン・マスク氏である。 この2人の思想に大きな影響を与えたとされるのが、英オックスフォード大学の哲学者、ニック・ボストロム教授だ。ボストロム氏は精力的な執筆活動や講演活動を通じて「AI脅威論」を世界に広めてきた。 これに対して「AI脅威論はナンセンス」と切り捨てるのが、自分にそっくりのアンドロイドを開発していることで知
ふかうら王の製作のためにdlshogiのソースコードをくまなく読んだので、Deep Learning型の将棋についてつらつらと書いてみる。 dlshogiとは dlshogiは先月に開催された将棋ソフトの大会「電竜戦」で優勝したGCTのエンジン部分(探索部)でもある。つまりは、dlshogiは現在、世界最強の将棋ソフトと言っても過言ではないだろう。従来の将棋ソフトとはどこが異なるのだろうか。今後、Deep Learning系の将棋ソフトの導入を検討している人向けにざっと書いていく。 ※ 今回書くのは、現在のdlshogiの話である。将来的に改良される可能性は大いにあるが、2020年の電竜戦では、この仕様であったということである。 CPUを使うソフトとGPUを使うソフト、どちらがコスパがいいの? 今回、電竜戦で優勝したGCTをGeForce RTX 2080で動かすとfloodgateでR3
(Photo credit: A Health Blog via Visual Hunt / CC BY-SA) 「人工知能」ブームが本格化してまだほんの数ヶ月だと思うんですが、気がついたらTV含む大手メディアが皆こぞって毎日のように「人工知能」を取り上げ、あまつさえ政府や与党の諮問会議でまで「人工知能」の語が飛び交う有様で、一体何をどうしたらこうなるのか僕には全く分かりません(汗)。 とは言え、実際にビジネスの現場でも「人工知能」への期待感が日に日に高まり続けているのは事実で、例えば友人知人の経営者との酒席でも「最近人工知能ってめっちゃくちゃ流行ってるじゃん、あれって実際どうなの?本当に役に立つの?今からでも人工知能事業に参入すべきなのかな?それとも俺たちあいつらに滅ぼされちゃうの?」みたいなことを聞かれることが多いんですよね。 ということで、そういう「人工知能」ブームに乗り遅れたけれど
アメリカのIT企業、グーグルの研究グループが最新の人工知能を使った囲碁のコンピューターソフトを開発し、人間のプロ棋士に勝利したと発表しました。囲碁でコンピューターが人間のプロに勝つのは初めてです。 囲碁は、将棋やチェスと比べて打てる手の数が桁違いに多いことから計算が複雑で、コンピューターが人間のプロの実力に追いつくにはこの先、10年以上かかるとされてきました。 論文によりますとグループが開発した囲碁ソフト「AlphaGo」には膨大な可能性を計算して打ち手を探す従来の方法に加え、「ディープラーニング」と呼ばれるコンピューターがみずから学習する最新の技術が使われているということです。 そのうえで、碁石の位置データに基づいた戦況の見極めと、次に打つ手の選択を2種類の別々の人工知能を組み合わせて計算することで、より強い手を見つけ出す能力が格段に高まったということです。 グループによりますと、中国出
英レディング大学は6月8日(現地時間)、アラン・チューリング博士没後60周年に当たる7日に同校が英王立学会で開催した「Turing Test 2014」において、チューリングテストの初の合格者が出たと発表した。 合格したのはウクライナ在住の13歳の少年、ユージーン・グーツマンくんという設定のプログラム。ユージーンくんは2001年にロシア人のウラジミール・ヴェセロフ氏(米国在住)、ウクライナ人のユージーン・デムチェンコ氏(ロシア在住)らが構築した。これまでも多数のチューリングテストイベントに参加して改良を重ねられてきた。 チューリングテストは、「コンピュータの父」と呼ばれる20世紀の英数学者、アラン・チューリング博士が提案した、人工知能を知的と呼べるかどうかを判断するためのテスト。人間が人工知能と対話して、相手が人工知能か人間か判断できなければ、その人工知能は思考しているといえるというもの。
人工頭脳が代ゼミ東大模試で偏差値約60達成 〜「ロボットは東大に入れるか」数学チーム http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131125_624993.html 上記の記事の中で紹介されていた「東ロボの東大模試の答案用紙」が衝撃的だった。 この答案用紙に記述されている論理式は、おそらく普通の人間が読んで理解できる規模を超えている。 このような答案が出されたとき、採点者はどのように対応したらよいだろうか。 これまでのコンピュータの利用方法は、次のようなものだった。 つまり、答えの導き方(アルゴリズム)を人が定めて、その手続きに従って答えをコンピュータが計算するというものだ。 しかしながら、人工知能の研究によって「答えの導き方」でさえもコンピュータが自分で考え出すことが実現している。 今後、コンピュータが採用した答えの導き方が、人間の理解を超えてし
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