インターネットを通じて、個人が資金の出し手となって企業などに融資する新しい金融ビジネスが、国内でも広がり始め注目を集めています。ただ、融資先が事業に失敗した場合などは、個人に損失が及ぶ可能性もあり、利用者に十分仕組みを理解してもらえるかが普及の課題となりそうです。 具体的には、個人は仲介会社が募集するプロジェクトに小口の資金を投資します。仲介会社は集めた資金を中小企業などに融資し、返済された資金から個人に配当する仕組みです。 このビジネスはヨーロッパやアメリカで先行して普及していますが、国内の金融仲介会社各社によりますと、日本でも全体の融資額は少なくとも300億円を超えたということです。 先月、東京都内で開かれたソーシャルレンディングの説明会に参加した男性は「資産運用の手段の1つとして関心をもっています」と話していました。 ただ、融資した企業が事業などに失敗すれば、資金の出し手である個人に