日本では今、原発問題に関するマスコミ批判が過熱している。日経ウーマンでの対談で、経済評論家の勝間和代さんはこのように語っている。(http://bit.ly/gBt7Gy) 「原発関連では、あらゆるところで“情報を隠す”という姿勢が見えますね。情報を独占して、お上がコントロールし、それに従ってほしいというニュアンスが、すべてにおいてすごく強い。同時に、国民側にも放射線や放射能に関する知識が少ないという問題があります。」 日本のマスコミは、必要な情報を流すためにあるのではなく、政府の宣伝機関なのか?という議論がネット上でなされているようだ。しかし、マスコミに腹を立てているのは日本に住む日本人だけではない。フランスに住む日本人もまたマスコミに腹を立てているのだ。 在仏日本人によるフランスのマスコミ批判という流れは震災発生から数日後、日本では福島第一原発の4号機から出火が発見された頃に始まった。