たばこ税、除外検討=復興増税、自公に配慮―穴埋めに所得税案浮上―政府・与党 時事通信 10月13日(木)2時32分配信 政府・与党は12日、東日本大震災の復興財源を賄う臨時増税について、現行案からたばこ税を除外する方向で検討に入った。自民、公明両党の強い反対に配慮するためで、与野党協議での妥協点を模索する。穴埋めとして所得税の増税期間を10年から3、4年程度延長する案などが浮上している。 政府は所得税額を10年間4%、法人税額(実効税率5%引き下げ後)を3年間10%、たばこ税を10年間1本当たり2円(うち地方税は5年)、それぞれ増税する方針を定めた復興財源確保法案(仮称)骨子を閣議決定済み。2011年度第3次補正予算案と併せ、次期臨時国会に提出予定だ。 ただ、たばこ税については、支持基盤である葉タバコ農家を意識した自民党の反発が強く、野田毅税制調査会長は「絶対駄目だ」と強硬姿勢を示す。