教科書会社最大手の「東京書籍」が発行した高校地図の教科書で、約1200か所の訂正があったことが17日、わかった。教科書は昨年4月から高校1年生が使用しており、文部科学省の教科書検定にも合格していた。同社が訂正済みの教科書を再配布する異例の事態となっている。 【写真】修正の「青字直し」だらけ…東京書籍が明かした実際の修正箇所 同社によると、約1200か所の訂正があったのは、「新高等地図」(全192ページ)。内訳は、誤記や位置の誤りが約50か所あったほか、索引と地図とで地名の表記が異なるものなどが約600か所、都市などの掲載場所を示す索引のページや記号が誤っていたものが約400か所。地名変更など社会情勢の変化に伴うものが約150か所あった。