落選確実となり、報道陣の質問に応える千葉景子氏(左)=12日午前0時50分ごろ、横浜市中区の選挙事務所(今仲信博撮影) 千葉景子法相は13日午前、首相官邸で菅直人首相と会談し、自身が参院選で落選したことを受け辞意を伝えた。これに対し、首相は「節目まで継続してもらいたい」として、当面の間法相に留任するよう要請。千葉氏はこれを受け入れた。落選した現職閣僚がそのまま閣僚を続けるのは異例だ。 会談で、首相は千葉氏の留任期間について「そんなにずっと長い期間ということにはならない」と述べ、9月に行われる民主党代表選後に内閣改造を行う方針を示唆した。 千葉氏は同日昼の記者会見で「政策の実現に向けて取り組んできたので、それをより前に進めて道筋をつける」と強調した。ただ、自身の今後の政治活動については「私は1つの区切りだと考えている」と述べ、政界引退する意向を示した。