7月3日、結婚指輪をハンマーで壊す儀式「離婚式」の問い合わせが、震災前の約3倍に上っていることが明らかに。写真は離婚届提出の前日に離婚式を挙げる夫婦(2011年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 3日 ロイター] 東北を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災は、夫婦生活にも影響を及ぼしているようだ。結婚指輪をハンマーで壊す儀式「離婚式」の問い合わせが、震災前の約3倍に上っている。 13年間連れ添った夫婦が都内で3日、離婚届提出の前日に離婚式を挙げた。2人は互いにハンマーを握り合い、最後の共同作業として結婚指輪をたたきつぶした。この夫婦は大震災を機に人生の価値観を再考した結果、離婚を決意したという。 離婚式プランナーの寺井広樹さんは、離婚式への問い合わせが急増している理由について、震災が人生の優先順位を今一度考え直させ、そこで夫婦が価値観の相違に気付くためではないかと話した。