女川町は28日までに2012年度の当初予算案を発表した。災害復旧費を含む一般会計は231億2千万円で、前年度当初の約3・5倍で過去最大となった。新年度は町管理の全漁港の復旧に着手する。 災害復旧費は117億2千万円で歳出の5割を占める。そのうちがれき対策に86億円を計上。すでに16万8千トンのがれき処理に着手しており、新年度に27万5千トンを処理し、115年分相当のがれき処理を終える。 漁港復旧には13億7千万円計上。町管理の12漁港のうち、すでに着工した拠点の7港に加え、新年度に5港の防波堤工事にかかる。地盤沈下した用地のかさ上げにも着手し、新年度から3カ年度かけて全12漁港の復旧をめざす。 また、復興費48億5千万円を盛り込み、土地購入を進める。防災集団移転促進区域として、離半島部14地区で33ヘクタール、町中心部で28・6ヘクタールを想定。新年度はその離半島部の約4割、町中心部
「女川復興へ努力を」 安住町長、任期満了で退任 退任式後、職員と握手を交わし町仮庁舎を去る安住町長=11日 任期が満了する安住宣孝女川町長(66)の退任式が11日、女川二小体育館で行われた。 安住氏は職員約100人を前に「震災後の究極の現場で頑張ってもらい感謝している。町民が活躍できる舞台づくりに徹し、復興に向け努力してほしい」と述べた。 安住氏は県議を経て、1999年9月の町長選で初当選し3期務めた。医師不足による経営難に陥った町立病院の民営化を果たすなど行財政改革に力を注いだ。 震災後は、地盤沈下した漁港のかさ上げをいち早く実施、県内の自治体では最も早く復興基本計画を策定するなど手腕を振るった。 9月に4選を目指す意向を示したが、地元選出の現職県議だった須田善明氏(39)が町長選への立候補を表明したことを受け、退任を決意した。 安住氏の任期は12日まで。4日告示の町長選で無投
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